実は夏は太りやすい!?予防法や改善策を紹介

コラム

 夏は汗をかくし代謝も上がって痩せやすくなるというイメージがありますよね。しかし実は、夏は太りやすく痩せやすい季節なのです。ここでは、なぜ夏太りしやすいのか、そしてその予防法について紹介していきます。

夏太りしやすい生活

 夏太りとは、その名の通り夏に体脂肪が増加してしまうことを言います。冷房の効いた部屋で過ごす時間が長かったり、あまり体を動かさなかったりすることが多くなり、太りやすくなると考えられています。では、夏太りしやすい人の行動を見てみましょう。一つ目は、スタミナをつけるために、高カロリーの食事を摂ることが多いこと。二つ目は、アイスクリームやかき氷など、冷たくて甘い食べ物をよく食べること。三つ目は、食欲があまりなく、食事を抜くことが多いこと。4つ目は、冷房が効いた部屋にいることが多いこと。5つ目は入浴の際は基本的にシャワーのみということ。6つ目は、就寝前にテレビやスマートフォンを見ることが多いこと。以上のことが当てはまると、夏太りしやすい体になってしまいます。

夏太りの原因

 夏太りの主な原因は、「基礎代謝の低下」「自律神経の乱れ」「活動量の低下」の3つです。
夏は体温と外気温の差があまりないため、自らエネルギーを作って熱を放出し体温を高める必要がなく、その分基礎代謝が低下してしまうのです。また、汗をたくさんかくことから「夏は代謝が高くて痩せる」と思いがちですが、夏の汗は体温を調節するためのものであり、カロリーの消費にはほとんど関与していないのです。夏は高気温の屋外とエアコンの効いた低気温の屋内を往復することが多いため、自律神経が乱れやすくなってしまいます。また、夏は、暑さを避けるために外出を控えることも多くなりますよね。その結果消費カロリーがどんどん減ってしまい、夏太りが起きてしまいます。

生活習慣と食生活を見直そう!夏太りの予防法

 夏太りを防ぐには、湯船に浸かる、適度に運動する、バランスの良い食事を心がける、以上の3つが基本となります。特に、栄養バランスの整った食事をとることは大切です。冷たい食べ物や飲み物ばかり摂ったり、食欲がないからと食事を摂らなかったりすると、余計に夏太りを加速させてしまいます。とくに夏太り予防に効果的なのは、ビタミンB1とカリウム、タンパク質の3つの栄養素です。
 ビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに変換する働きがあります。そのため、疲労回復効果の効果があるのです。そのほかにも、脂肪の代謝を促進する効果もあるので、最適な栄養素です。カリウムは、血流の流れをよくしてむくみを予防する役割があります。夏は、汗と一緒にカリウムが排出されてしまうので、不足してしまうのです。そのため、野菜や果物から積極的に摂取するようにしましょう。夏は素麺など炭水化物が多くなりがちです。そのため、タンパク質が不足しがちなのです。すると基礎代謝も落ちてしまい、太りやすくなってしまうのです。また、タンパク質が不足すると筋肉量が少なくなってしまい、余計に基礎代謝が落ちるという事態になってしまいます。夏でも魚や肉、大豆製品などからタンパク質を摂取することがおすすめです。さっぱりとした味付けにすることで、暑い夏でもタンパク質を摂することができます。冷奴などにすると、豆腐からタンパク質を摂取できますね。

まとめ

 ここまで、夏に太りやすい理由や、その予防法について紹介してきました。夏に太りやすい生活をしていると、太りやすいだけでなく自律神経の乱れや体調不良にもつながってしまいます。ここで紹介したことなどを参考にして、食事や生活習慣を見直し、健康的に夏を乗り切りたいですね。

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