顔のむくみを解消して美しくなろう!

コラム

朝起きると顔が浮腫んでいて化粧ノリも悪い…なんていう経験をしたことがあるという人も多いと思います。顔が浮腫むと太って見えるしテンションも落ちてしまいますよね。
実は顔が浮腫みやすい人というのはしっかりと理由があるのです。今回は、顔が浮腫みやすい理由と解消法を紹介していきます。

顔か浮腫みやすい人の特徴

 顔が浮腫みやすい人の特徴は、お酒を飲む人、生理前・生理中の人、産後の人、運動不足・たんぱく質不足です。
お酒を飲むとアルコールの利尿作用により体内の水分が減り、脱水の状態になるため、血管内に水分を保とうとし、その一部が血管から漏れ出し、むくみやすくなります。また、お酒を飲む時に塩分の多いおつまみを食べることもむくみにつながってしまいます。
生理前は、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増えることで水分を体内に保ちやすくなるためむくみやすくなります。産後の人は、体内の水分バランスやホルモンバランスの変化、出産や育児による疲労や睡眠不足が原因です。運動不足・たんぱく質不足の人も、筋肉量が少ないためにむくみやすいと考えられます。

むくみを解消する方法

 朝に浮腫みやすい理由は、重力により水は高いところから低いところに移動するため、夜寝ている間は顔に水分が溜まりやすくなるからです。そして、余分な水分の滞りが顔の皮膚の下で起こった状態が“顔のむくみ”です。効果的なマッサージを行うと、解消されます。
まず、目頭のくぼみを押し、黒目の下のくぼみを押します。そして、目の周りを中指の腹で数周マッサージします。目の周りの皮膚は薄いのでマッサージするときは優しく行いましょう。
 フェイスラインは、指を三本使い、小鼻から耳の方に向かって平行にマッサージします。少しずつ指をずらし、最後は顎から耳に向かってマッサージします。耳から鎖骨に向かって流すようなイメージでさすっていきます。
 そのほかに、冷たい水と温かいお湯で交互に洗う冷温洗顔や電子レンジで温めたホットタオルを当てて冷水で顔を洗う動作を交互に繰り返すことで、血管が縮んだり拡がったりするため、血行促進に繋がり、むくみが解消します。

むくみを解消する栄養素

 むくみに一番効果的な栄養素は、カリウムです。カリウムが多く含まれる食材は、のり、わかめ、こんぶ、大豆、桜海老、ほうれん草、小松菜、くるみ、アーモンド、ピーナッツ、アボカド、バナナ、干あんずなどです。また、クエン酸やビタミンB6、ビタミンE、などが効果的です。クエン酸が多く含まれるのは柑橘類、キウイ、パイナップル、梅干し、酢など。ビタミンB6はにんにく、パセリ、まぐろ、かつお、さんま、さば、牛レバー、バナナ、唐辛子、抹茶など。ビタミンEはアーモンド、ピーナッツ、うなぎ、大豆、ひまわり油、乾燥唐辛子、煎茶など。サポニンは大豆、小豆、ごぼう、抹茶などです。薬や漢方薬でむくみを解消することもできます。薬や漢方薬には、利尿作用や血行を良くして冷えを改善するものなどがあるのでおすすめです。五苓散、当帰芍薬散、ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬、カリウム保持性利尿薬などがあります。

まとめ

 ここまで、顔のむくみの原因や解消法を紹介してきました。顔のむくみは日常のちょっとしたことでおこりやすくなってしまうため、そこを意識すると解消することができます。むくみは脂肪と違って水分なので、短期間で解消することができます。とくに塩分を控えると、翌朝顔がすっきりしていることが多いと思います。ぜひ食生活やマッサージなどをすることを意識して、忙しい毎朝に悩むことなく素敵な1日をスタートさせてみてはいかがでしょうか。

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