春は紫外線に注意!?対策の方法とは?

コラム

春になると、日差しに暖かさを感じ始めると共に、紫外線の量もだんだん増えてきますよね。紫外線は肌にダメージを与え、老化させる原因となりますので、春になったら紫外線対策が必要です。また、真夏が一番強いと思われがちな紫外線ですが、実は春もとても強い紫外線があるのです。今回は、春の紫外線や、紫外線への対策方法を紹介していきます。

春から初夏にかけての紫外線量について


紫外線が多い季節といえば7~8月の夏場の印象が強いですが、その前段階である春~初夏にかけての紫外線量も相当強いと言われています。
季節ごとの紫外線量を調べるには、気象庁が公開している「UVインデックス」というものをチェックします。UVインデックスとは、紫外線の強さをわかりやすく指標化したもので、1~13+に区分されています。数字が大きいほど紫外線が強く、3以上はなるべく直射日光を避け、紫外線対策を行うことが推奨されています。地域によって異なりますが、東京の場合、日最大UVインデックスは平均して3月で3.5、4月は4.3、5月と6月はともに5.1という結果になっています。紫外線の強さはいずれも「中程度」ですが、5以上は3段階ある「中程度」の中で最もレベルが高く、日中の紫外線対策は必須な数値です。

紫外線対策を怠るリスク

ここからは、紫外線対策を怠ることへのリスクを紹介します。
一つ目のリスクは、皮膚への影響です。皮膚が紫外線を浴びると、メラノサイトと呼ばれる色素細胞から、メラニンが生成されます。メラニンには紫外線や可視光線、赤外線を吸収してDNAへのダメージを軽減する作用があります。しかしターンオーバーの乱れによって、大量に増えたメラニンが排出されないと、シミやくすみを引き起こしてしまうのです。また、紫外線によって皮膚に炎症が起こると、ヒリヒリとした傷みと赤みを帯びる日焼け、サンバーンが起こり、これは2~3日経過すると徐々に収まりますが、人によっては水ぶくれができてきます。
二つ目のリスクは、疾病リスクです。紫外線を大量に浴び続けると、さまざまな疾患を引き起こす危険性が高まります。たとえば、皮膚がんや日光アレルギー、白内障、良性腫瘍などが代表的です。また、「雪目」と呼ばれる紫外線角膜炎を発症したり、全身の皮膚・血管・筋肉・関節などに炎症を起こす膠原病の症状が悪化したりすることもあるのです。

紫外線対策の方法


紫外線対策の方法一つ目は、日焼け止めを塗ることです。やはり基本は、日焼け止めをこまめに塗ることでしょう。顔はもちろん、肌が露出している部分にはすべて日焼け止めを塗っておくと、紫外線を吸収または散乱し、ダメージを軽減する効果があります。日焼け止めの効果はSPFやPAの値によって異なり、数字や「+」の数が大きいほど強い効果があります。ただ、そのぶん皮膚への負担も大きいので、シーンに応じて複数の日焼け止めを使い分けてみましょう。日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直すことで、効果が長くなります。
二つ目の方法は、保湿ケアです。肌が乾燥していると、皮膚バリア機能が低下し、より強く紫外線の影響を受けてしまいやすくなります。春は空気が乾燥しやすい時期なので、化粧水や乳液、美容液などのスキンケアでうるおいをキープするよう心がけるとよいでしょう。
三つ目の方法は美白スキンケアを使うことです。美白スキンケアとは、厚生労働省に認可された美白有効成分が配合されたスキンケア用品です。美白スキンケアにおける「美白」とは、シミやソバカスを防ぐためにメラニンの生成を抑制させてくれます。日常的に美白スキンケアを使用していれば、紫外線を浴びたときのメラニン生成を抑制し、シミ・ソバカス・くすみといった肌トラブルの軽減に役立つのです。

まとめ

ここまで、春は紫外線が強いことや、それに対する予防策を紹介してきました。人間にとってもちろん日光を浴びることは大切ですが、紫外線対策をしていないと肌に大きなダメージが加わってしまいます。ぜひ正しい紫外線対策をして、春を満喫してくださいね。

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