子宮がん検診はいつから?検診のタイミングや検査頻度を解説

コラム

「子宮がん検診、そろそろ受けた方がいいのかな……」と思いながらも、受診のタイミングや頻度が分からず、後回しにしている方は多いかもしれません。
受診目安や検査内容を知ることで、検診を無理なく生活に取り入れやすくなります。
本記事では、子宮がん検診を受け始める年齢や検診の流れについて解説します。

子宮がん検診とは?

子宮がん検診は、子宮にできるがんを早期に発見するための検査です。日本の市区町村が行う検診では、主に子宮頸がんを対象としています。
子宮頸がんとは、子宮の入り口付近(子宮頸部)にできるがんのことです。主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染とされています。HPVは性交渉によって感染するウイルスで、多くの人が一生のうちに感染する可能性があります。感染しても免疫の働きで自然に消えるケースがほとんどですが、体内に長く残った場合は、がんに進行する可能性があります。早期に発見できれば、治療の選択肢も広がりやすくなります。

子宮がん検診はいつから受けるべき

市区町村が行う対策型検診は、20歳以上の女性が対象です。子宮頸がんは20〜30代にも発症しやすいため、若い世代からの受診が推奨されています。性交渉の経験がある方は、年齢にかかわらず受診を検討するとよいでしょう。
初めての受診に不安を感じる方もいるかもしれませんが、検査自体は短時間で終わることがほとんどです。妊娠中や産後間もない場合は、かかりつけの産婦人科医に相談したうえで受診時期を決めるのと安心です。
なお、子宮体がん(子宮の内側にできるがん)は、対策型検診の対象外です。気になる症状がある場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

検診のタイミングと頻度

検診のタイミング

検診に適した時期は、月経(生理)が終わった後3〜7日ごろとされています。月経中は出血の影響で正確な検査結果が得られないことがあるためです。
検査前日から当日にかけては、性交渉や膣洗浄を避けることが推奨されています。妊娠の可能性がある場合は、受診前に医療機関へ伝えておくと安心です。検診後にごく少量の出血が見られることもありますが、多くの場合は一時的なものです。

検診の頻度

市区町村の対策型検診では、2年に1回の受診が推奨されています。毎年受診することで検査精度が上がるわけではなく、2年ごとの間隔は科学的根拠に基づいて定められています。希望する方は、医療機関で自費受診できる任意型検診を活用し、毎年受けることも可能です。受診の頻度については、必要に応じて担当の医師に相談しながら決めるとよいでしょう。
ただし、前回の検査で要精密検査となった場合や、医師からハイリスクと判断された場合は、より短い間隔での受診を案内されることがあります。

子宮がん検診を受ける前に知っておくこと

検査の方法

子宮がん検診(子宮頸がん)の基本的な検査は、子宮頸部の細胞を採取する「細胞診」です。専用のブラシやヘラを使って子宮の入り口付近から少量の細胞を採取し、顕微鏡で異常の有無を確認します。
採取にかかる時間は数分程度で、軽い違和感はあっても強い痛みはほとんどありません。検査結果によっては、より詳しい精密検査(組織診など)が案内される場合もあります。

料金

市区町村の対策型検診は、無料または少額の自己負担で受けられることが多いです。費用や対象年齢は自治体によって異なるため、住んでいる地域の窓口やホームページで確認してみてください。
職場の健康診断に子宮がん検診が含まれているかどうかは、勤務先に確認するとわかります。任意型検診として自費で受診する場合は、数千円から1万円程度が目安です。

まとめ

子宮がん検診は、20歳から2年に1回が受診の基本です。月経後3〜7日ごろが検診に適したタイミングとされており、検査自体は短時間で終わることがほとんどです。自治体の検診を利用することで、費用を抑えながら定期的に受診できます。受診を先延ばしにしがちな方も、自治体から案内が届いたタイミングを活用してみてはいかがでしょうか。

関連記事一覧