熱がないのにだるい原因5つ|対処法や受診目安も解説

コラム

体がだるくてつらいのに、体温を測ると平熱。熱がないだるさには、疲労やストレス、栄養不足、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因が考えられます。
本記事では、熱がないのにだるい原因5つと対処法、受診の目安を解説します。

熱がないのにだるい原因5つ

1. 疲労やストレスの蓄積

睡眠不足が続くと疲れが蓄積し、自律神経(心拍・血圧・体温調節など体の基本機能を調整する神経)のバランスも乱れやすくなります。
また、仕事や人間関係によるストレスが長引く場合も、交感神経が過剰に働き続けることで自律神経のバランスが崩れ、血流が滞りがちです。結果として、全身に倦怠感(けんたいかん)が生じることがあります。

2. 食生活の乱れ・栄養不足

鉄分は酸素を全身に運ぶヘモグロビンの材料で、不足するとフラフラ感ややる気の低下につながることがあります。特に、生理のある女性は不足しやすい傾向です。
ビタミンB群も代謝に関わる栄養素で、食事が偏ったり量が少なかったりすると、エネルギーが産生されにくくなり、体の重だるさを感じやすくなります。

3. ホルモンバランスの変化

生理前は黄体ホルモンの影響でだるさや気分の落ち込みが起こりやすく、更年期(おおむね45〜55歳ごろ)には女性ホルモンの減少により疲れやすさや倦怠感が現れることがあります。「年齢のせい」と片づけず、気になる場合は婦人科や内科へ相談してみましょう。

4. 軽い体調不良(風邪の初期など)

風邪やインフルエンザは、発熱より先にだるさが現れることがあります。これは免疫がウイルスに反応する際に倦怠感が生じるためです。胃腸の不調も原因のひとつで、消化吸収が低下すると栄養が取り込まれにくくなり、だるさにつながることがあります。

5. 病気が隠れているケース

貧血では酸素の運搬が低下し、疲れやすさや息切れが起こりやすくなります。また、甲状腺機能の低下(橋本病など)では代謝が落ち、強い倦怠感やむくみが現れることがあります。
他にも、気分の落ち込みや意欲の低下が2週間以上続く場合は、うつや適応障害の可能性も考えられます。だるさが長引く場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

熱がないだるさを放置するとどうなる?



疲労が回復されないまま積み重なると、慢性疲労に移行する可能性があります。慢性疲労は十分な休息をとっても疲れが取れにくい状態で、集中力の低下や日常生活への支障につながることもあります。1週間以上続くだるさは、一度立ち止まって自身の体調について注意深く見直してみましょう。

熱がないのにだるいときの対処法

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しっかり休む

就寝前のスマートフォン操作を控え、部屋を暗くするなど睡眠環境を整えましょう。睡眠の質を高めることが、疲労回復の基本となります。

食事を整える

タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)と鉄分(レバー・赤身肉・ほうれん草)を意識して摂りましょう。鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなります。

体を温める

体が冷えると血流が滞り、疲労回復が遅れる傾向があります。湯船にゆっくりつかると血行が促進され、筋肉の緊張もほぐれやすくなります。シャワーだけで済ませることが多い方は、週数回の入浴を取り入れてみてください。

軽く体を動かす

極度のだるさがある場合は無理をする必要はありませんが、軽い疲労感には適度な運動が効果的なケースもあります。近所を10〜15分ほど歩くだけでも、血流が改善され、気分の切り替えにつながることがあります。

ストレスを減らす

好きな音楽を聴く、信頼できる人と話すなど、自分に合ったリラックス法を取り入れましょう。「頑張りすぎない」ことも、心身を守るうえで大切な視点です。

病院に行く目安

以下に当てはまる場合は、医療機関の受診を検討してください。
・だるさが1週間以上続いている
・日常生活に支障が出ている
・めまい・動悸・息切れなど他の症状もある
・気分の落ち込みや意欲の低下が伴っている
受診の際は内科が幅広く対応しています。どの科を受診すればよいか迷う場合も、内科から受診することで適切な専門科を紹介してもらえます。

まとめ

熱がないだるさの背景には、疲労・栄養不足・ホルモンバランスの変化・体調不良・病気の可能性など、さまざまな原因が考えられます。
セルフケアで改善することも多いですが、1週間以上続く場合や日常生活への影響がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

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