目的によってヨガの種類を使い分けよう!

コラム


ダイエット効果だけでなく、自律神経を整えたりリラックスしたりする効果があるヨガ。女性に人気があり、家でも気軽にできるので習慣にしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、ヨガにも目的によって様々な種類があります。ここでは、ヨガの種類と目的について紹介しています。

ハタヨガ

 ハタヨガは数千年前に始まったヨガと言われています。元々ヨガは瞑想に近いものでしたが、じっと座って心を無にするということは一般人には浸透しなかったとのことで、ポーズと呼吸を組み合わせよう作られたのがハタヨガです。
「ハタ」とはサンスクリット語で、す。ha(ハ)は太陽、tha(タ)は月を意味しています。「ヨガ」は結ぶという意味があります。つまり、太陽と月、陽と陰、理想と現実、心と身体など相対するものを結びつけるのがハタヨガなのです。
このハタヨガでは、ポーズの完成形よりも呼吸を重視して行います。自身の内側『身体の癖や心の声』を見つめやすくなり、様々なメリットがあるのです。自分の内側に目を向けることで、まず周りを気にせず自分の声に気付きやすくなります。そして、身体の不調にもすぐに気づくことが出来ます。ハタヨガの一番の目的としては、自分自身を見つめ直し、自分のことを知ることです。その他にも、柔軟性の向上やバランス感覚の向上、高血圧の予防、うつ病などの予防、腰痛の治療にも役立ちます。

ホットヨガ

 ホットヨガは、先ほど紹介したハタヨガから派生したヨガです。室温40℃、湿度60%程度の高温多湿な環境で行うことが特徴です。室温を高めに設定することで、ゆったりした動きでも有酸素運動の効果を得ることができます。ホットヨガには、リラックス効果や筋力アップ効果、美容効果やダイエット効果があります。この中で自分がどの効果を一番得たいのかによって、ホットヨガのやり方が変わってきます。
 まず、リラックス効果を得たいのであれば無理のないポーズを毎日行うことが良いでしょう。腹式呼吸で酸素を多く取り込むことで、ストレス解消につながります。筋力をアップさせたいのであれば、数日ごと通うようにすることがおすすめです。筋肉が発達するには、運動で筋肉繊維を傷つける必要があり、この筋肉が復活する過程で筋力がアップします。復活する時間は24~48時間必要だといわれているため、2~3日ごとに通うことがおすすめです。

アシュタンガヨガ

アシュタンガヨガは、運動量が多くてエネルギッシュなヨガです。近代ヨガの父と呼ばれるティルマライ・クリシュナマチャリア氏が基礎を考案。その弟子であるシュリ・K・パタビジョイス氏がアレンジして誕生したものです。
 アシュタンガヨガは、ポーズをとる順番や視点の位置が細かく決められていて、ルールも多いです。そのため、自然と集中力が高まり、心を落ち着かせる効果があります。普段の生活で余計なことばかり考えてしまう、仕事でストレスがたまっていて自分のことが後回しになってしまう、そんな人におすすめのヨガです。また、ヨガに比べて運動量が多いので、血行を促進し、脂肪燃焼や筋力・代謝のアップの効果もあります。このヨガは運動量が多くてエネルギー消費も多いので、普段運動習慣がある人やヨガに慣れている人がおすすめです。

まとめ

 ここまで、ヨガの種類や目的について紹介してきました。ヨガは30種類ほどあると言われていて、このほかにも多くの種類があります。ここで紹介したのはほんの一部なので、自分に合うヨガを探してぜひ実践してみてください。

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