乾燥して肌がかゆい!原因と対処法を解説

コラム

「虫に刺されたわけでもないのにかゆい」「肌がカサカサしている部分がかゆい」といった場合、原因は肌の乾燥かもしれません。
エアコンの効いた室内や、冬の寒い日などは空気が乾燥していて、かゆみが強くなると感じることがありませんか?
本記事では、乾燥して肌がかゆいときの原因や対処法を解説しています。肌のかゆみが気になるときには、ぜひ参考にしてみてください。

乾燥で肌がかゆい原因は?

肌がかゆみを感じる原因は、「肌のバリア機能」が低下していることが原因です。肌のバリア機能とは、肌の表面にある角質層が、外部の刺激から肌を守ったり、肌内部の水分を蒸発させないようにしたりする機能です。
人間の体には生体防御反応が備わっており、なにかしらの異物が付着するとかゆみを感じることがあります。肌の状態が正常であれば、わずかしか感じないかゆみですが、肌のバリア機能が弱まっていると、かゆみを過剰に感じやすくなってしまいます。
肌のバリア機能を低下させたり、肌を乾燥させたりする原因には、空気の乾燥・加齢・日焼け・バランスの悪い食生活・睡眠不足・間違ったスキンケア・肌のターンオーバーの乱れなどがあります。肌の乾燥によるかゆみを抑えるためには、原因を排除しつつ、肌のバリア機能を修復する必要があります。

肌がかゆいときの対処法は?

肌がかゆいと何度も掻きたくなる気持ちはわかりますが、掻くとかゆみは悪化してしまいます。かゆみが抑えられないときは、保冷剤をタオルなどで巻いたものや、濡れタオルで冷やすといいでしょう。かゆみが続く場合は、市販薬を使用することで抑えることもできます。かゆみがひどい場合は、皮膚科でも塗り薬や飲み薬など、症状に合わせて処方してもらえますので、受診することがおすすめです。

肌を乾燥させない方法は?


乾燥で肌がかゆくなるのを防ぐ方法には以下のようなものがあります。

・正しいスキンケアをおこなう
・日焼け対策をおこなう
・室内の加湿をする
・生活習慣の見直し

正しいスキンケアをおこなう

洗顔や体を洗うときには、ゴシゴシとこすりすぎてはいけません。力が強すぎると、肌の角質層を傷つけたり、必要な皮脂まで落としてしまったりすることになります。洗うときは、石鹸やボディソープをしっかりと泡立たせて、泡の上からそっと洗いましょう。洗った後は、化粧水やローションでしっかり保湿をしたあと、乳液などで蓋をして水分を閉じ込めてあげてください。

日焼け対策を行う

日焼け対策をせずに紫外線に当たり続けると、肌がやけどをした状態になり、炎症を起こしてしまいます。炎症を起こすと、肌のバリア機能も低下して肌が乾燥することに。紫外線を完全にシャットダウンすることは、体にとっていいことではありませんが、出かけるときは日焼け止めを使ったり、日傘をつかったりして、うまく日焼け対策を行いましょう。

室内の加湿をする

室内では、夏でも冬でもエアコンが使われていることが多く、肌の乾燥を感じることがありませんか?乾燥を防ぐため、室内を加湿しましょう。加湿器を利用することはおすすめですが、加湿器がない場合は、洗濯物を室内干しにしたり、フローロングを水拭きしたりすると加湿効果がありますので、おすすめです。

生活習慣の見直し

寝不足やバランスの悪い食生活は、肌にとって悪影響です。寝不足が続くと、自律神経のバランスが崩れてしまうことで、肌のターンオーバーも乱れてしまいます。また、脂っこいものばかり好んで食べすぎたり、甘いお菓子を食べすぎたりすることも、乾燥や肌あれにつながります。たんぱく質やミネラル、ビタミンなどを少しずつバランスよく食べるように心がけましょう。

まとめ

掻いても治まらないかゆみの場合、ストレスを感じることもありますよね。かゆみは、肌の乾燥によっても引き起こされますので、乾燥しないための対策をすることが重要です。その場しのぎの対策では、効果が長持ちしません。日ごろから肌が乾燥しないような生活をして、乾燥による肌のかゆみのない生活を目指しましょう!

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