温泉にストレス解消効果はある?入り方や注意点も解説

コラム

毎日忙しすぎてストレスを感じたとき、ふと温泉にでも行ってみようかなと思うことがありませんか?
温泉は気持ちの良いものですが、ストレス解消する効果はあるのか気になりますよね。
こちらの記事では、「温泉にストレス解消効果があるのか」「温泉の効果的な入り方や注意点」について解説しています。
近々温泉に行ってみようかなと考えている方はぜひ参考にお読みください。

温泉にストレス解消効果はある?

温泉にはストレスを解消する効果があります。環境省の全国「新・湯治」効果測定調査プロジェクト3カ年超調査結果(平成30年度-令和2年度)概要報告では、「温泉地利用後にストレスが少なくなった」と回答している人が81.5%もいることがわかっています。

温泉に入って得られる4つの効果

温泉の主な4つの効果をそれぞれ解説していきます。

温熱効果

温泉に入ると血流がよくなり新陳代謝が促され、余分な老廃物を排出させます。また、緊張した筋肉をほぐし、痛みやコリを解消する効果があります。

浮力効果

温泉の浮力により体の重さは通常よりも軽くなります。そのため、私たちの体を支えている筋肉や関節の負担が軽減されて緩み、リラックスします。

静水圧効果

温泉に入ると体に大きな静水圧がかります。この静水圧により全身マッサージのような効果があり、むくみが解消されます。

薬理効果

日本の温泉は化学成分などによって、現在10種類の泉質に分かれています。泉質によって薬理効果は異なるため、自身の体調に合わせて行く温泉を決めるといいでしょう。

温泉の入り方と注意点

心と体に良い影響がある温泉ですが、入り方を間違えると逆に具合が悪くなってしまうこともあります。これから解説する温泉の入り方と注意点を守って、温泉を心ゆくまで堪能しましょう。

温泉の入り方

・温泉に入る前にコップ一杯程度の水を飲む
温泉に入ると発汗作用によって体内の水分が出ていき、脱水症状をおこす可能性がありますので、入る前には必ず水分を補給しましょう。また、水分を補給によって発汗作用の効果が高まり、毛穴に詰まった汚れが出ていきますので、美肌の効果もあります。

・かけ湯をする
温泉に浸かる前にかけ湯をしないと、血圧が急上昇して体に負担がかかります。また、体の汚れを流してからお湯に浸かることは、温泉に入るときのマナーです。周りの方への配慮も忘れないように気持ちよく温泉を利用しましょう。

・半身浴で体を温泉の湯に慣らす(最初に入る湯はぬるま湯がおすすめ)
温泉では、静水圧効果により体に大きな圧力がかかります。急激な体への負荷は体を疲れさせ心臓などにも負担をかけますので、まずは半身浴で体を慣らしましょう。また、ぬるま湯にゆったりと浸かると副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。

・あがり湯はしない
温泉の薬理効果の成分は皮膚から吸収しています。あがり湯で流してしまうと、せっかくの効果も流れることに。そのため、あがり湯はしない方が良いのですが、肌が弱い場合や、泉質が刺激の強い酸性の場合は洗い流す必要がありますので注意しましょう。

・あがったらコップ一杯程度の水を飲む
発汗作用により体内の水分量は減少していますので、温泉からあがったら水分を補給しましょう。また、水分を補給することで、さらに体内循環がよくなり、より老廃物を外に排出しやすくなります。

温泉に入るときの3つの注意点

温泉に入るときは以下の状態で入らないように注意しましょう。

・お酒を飲んだあとに入らない
お酒を飲んだあとに温泉に入ると、アルコール成分が全身にまわって気分が悪くなることがあります。また、心臓や脳への負担も大きく、命に係わる危険もありますので注意が必要です。

・ご飯を食べた直後に入らない
食べた物を消化・吸収するときに、胃は血液の助けを必要とします。しかし、ご飯を食べた直後に温泉に入ると、血液は体の表面に集中してしまうので、胃が消化する働きを妨げ消化不良を起こすことになります。

・体調が悪いときに入らない
体調不良でも「せっかくの温泉だから」と入ってしまうと、静水圧などで体に負担を掛けてしまい、悪化する恐れがあります。体調が悪いときは温泉に入らずに安静にしましょう。

まとめ

温泉には、ストレスを解消する効果のほかにも嬉しい効果があります。また、温泉地は周りの景色なども美しく、心癒される場所も多いですよね。時間が空いたときには温泉に入ってストレス解消してみてはいかがでしょうか?

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