年齢別!健康を維持する方法を紹介!

コラム

今や人生100年時代と呼ばれる時代となりました。医療の発展とともに、男女の平均寿命は80歳を超えています。だからこそ、年齢に見合った健康法を意識していきたいですよね。
今回は、年齢別におすすめの体力や健康を維持する方法を紹介していきます。

20代の健康維持方法

20代は、学生から社会人になる、一人暮らしを始めるなど、生活環境が大きく変わっていきます。そして20歳は、法律で喫煙が認められる年齢でもありますね。
しかし、喫煙を始める前に、タバコにまつわる怖い数字を知っておきたいものです。たとえば、タバコと肺がんの関係です。20歳過ぎに喫煙を開始した場合、肺がんリスクは非喫煙者の6倍高いというデータがあるのです。
また、がんはまだ先の話と思いがちですが、女性に関していえば、20代でも気をつけたいのが子宮頸がんです。進行すれば子宮を摘出しなければならない場合もある、怖い病気です。20代は、自分の健康を過信して、暴飲暴食、喫煙、夜更かしなどの生活を送り、定期健診もおろそかにしてしまいがちです。しかし、それは将来的に考えると好ましくありません。
長い人生を健康に暮らしていくための土台をつくる20代。1日3食、バランスのとれた食生活、適度な運動、禁煙と、健康的な生活習慣を作っていきましょう。

30代の健康維持方法


若いつもりでいても体は正直で、30代になると、心も体も異常サインを出し始めます。健診結果に異常所見を表すC、D判定の記号が見られるようになるのもこの年代だそうです。これまでの生活習慣のツケが出てくる年代ですね。実は高齢者の病気と思われがちな痛風は30代がピークなのです。
また、うつ病などの「心の病」になる人も増えます。まだまだ大丈夫と思わずに、定期的な健康診断で自分の体をチェックすることが大切です。

40代の健康維持方法


若いときは太っていなかった人も40代になると肥満傾向になってくることが多いです。肥満は糖尿病をはじめ、さまざまな生活習慣病を引き起こしてしまいます。
生活習慣病を発症しやすくなる40代は、メタボ健診を受けたり、人間ドックで体を重点的にチェックすしましょう。がん、心臓病、糖尿病、脂質異常症などは、初期には症状がほとんど現れません。健診や人間ドックの目的は、自覚症状が出る前に病気の徴候を発見することです。体をきめ細かくチェックし、病気の早期発見に威力を発揮する人間ドックや健診を毎年受けることが大切です。

50代の健康維持方法


命取りにもなりかねない心筋梗塞や脳卒中は、50代から急増します。また、加齢とともに筋力が低下してくるため、五十肩、腰痛など、体の衰えを実感する人も多くなります。更年期の症状も現れ始めます。
女性の場合、50歳前後になると女性ホルモンの減少により、更年期障害の症状の発汗、体のほてり、うつ傾向など、さまざまな症状が現れます。女性ホルモンが減少すると、骨粗鬆症や動脈硬化のリスクもはね上がってしまいます。この年代の女性はとくに、食事や運動などの生活習慣に注意が必要です。
50代は体の機能の下降ラインを努力次第でゆるやかにすることは可能なので、生活習慣を改善すれば、発症リスクは減ります。50代は老いと病気に正面から向き合って、きちんと対処することが必要です。

60代の健康維持方法


サラリーマンの場合、多くはこの年代で第一線を退くため、生活が大きく変わる年代でもあります。そして会社をリタイアすると、これまで会社の指導によって健康診断を受けていた人たちが、どこで健診を受けていいのか、どんな手続をすればよいのか、わからなくなってしまいます。実際に健診、人間ドックの受診割合は、60代で一気に下がったというデータもあります。つまり、60代からは自己責任で健診を受けなくてはなりません。介護を必要としない、健康な老後を過ごすためにも、定期的に健診を受けるようにしたいものですね。

まとめ

ここまで、年齢別の健康維持方法を紹介してきました。やはりいつの年代も、自分の体の声をしっかり聞くことが大切ですね。
健康を失ってしまうと、仕事や趣味どころではなくなってしまいます。仕事を言い訳に健康を疎かにするのは、本末転倒。ぜひ今一度、自分の体の声を聞いてみてはいかがでしょうか。

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