不調は体のゆがみが原因かも?骨格リセットの方法は?

コラム

最近体がだるい、やる気が起きないという経験をしたことがある人は多いと思います。実はその不調、体の歪みが原因になっていることがあるのです。
今回は、ゆがみが体に与える影響や、骨格をリセットする方法などを紹介しています。

体の歪みが与える影響

体のゆがみは骨格によるものだと一般的には思われていますが、実際は筋肉が影響しているのです。
骨は筋肉によって支えられていますが、筋力が低下したり筋肉のバランスが崩れたりすると、骨が傾いて体がゆがんでしまいます。
長時間のデスクワークで同じ姿勢をとり続けたり、慢性的な運動不足だったり、姿勢が悪いことで体が歪んでしまいます。そして内臓が圧迫されて消化不良や血行不良、代謝の低下に影響してしまうのです。
その結果、肩こりや腰痛、冷え、むくみ、肥満などにつながり、これが体調不良の原因になります。

体のゆがみチェック

自分の体が歪んでいるかどうかは、簡単にセルフチェックすることができます。
まずは肩甲骨のゆがみチェックです。耳、肩、骨盤が一直線になるのを意識して椅子に座り、右腕を上から、左腕を下から背後に回して、両手が握れるか試してみてください。そして、左右の手を変えて同じようにチェックしてください。左右どちらでも背後で手を握れるのが正しい体の状態で、左右どちらかしか握れない、指先がふれることすらできないという場合は、肩甲骨周りがゆがんでいる可能性が高いです。
次に背骨のゆがみチェック方法です。まず平らな床に仰向けに寝て、両ひざを立てます。腕は自然に伸ばし、手のひらは床につけます。そして、お尻をゆっくり床から持ち上げて、肩からひざまで一直線にしてください。もし一直線にできない場合は、背骨周りにゆがみがあるかもしれません。
次に骨盤のゆがみチェックです。まず平らな床に仰向けで寝て、床と腰のあいだに手のひらを差し込みます。このとき手のひら1つ分が入るのであれば、ゆがみがない理想的な体の状態です。床と腰のあいだに手のひらが入らない、左右の手のひらを重ねても隙間があるという状態の場合、筋肉のバランスが崩れていて骨盤が傾いている可能性が高いです。

体の歪みを改善するストレッチ

まず、肩甲骨のゆがみを改善するストレッチを紹介します。
①両手のこぶしを軽く握って鎖骨のあたりに添え、ひじを肩より上まで上げてください。
②肩甲骨を寄せるイメージで、息を吐きながら5秒かけて両ひじをゆっくり後ろに引いていきます。
③肩甲骨を寄せたらそのまま両ひじを下げて、力を抜きましょう。
これをデスクワークの合間などに、1回5セットおこなってください。
次に、骨盤のゆがみを改善するストレッチです。これは椅子さえあればどこでもできるストレッチなので、デスクワーク中でも気軽にできると思います。
まず姿勢を正し、横から見たときに耳・肩・骨盤が一直線にそろうように椅子に座ってください。右足のかかとを、左足の太ももの真ん中あたりにのせ、背中がまっすぐの状態のまま、上半身を前へ倒していきましょう。そして右のお尻の筋肉が伸びるのを意識しながら、無理のない位置で止めて、20~30秒程深呼吸しましょう。
そして左右の足を入れ替えて、同じようにおこなってください。

まとめ

ここまで、体の歪みが体調に及ぼす影響やセルフチェック方法、骨格リセットストレッチについて紹介してきました。体の歪みは思わぬところで体調に不調をもたらします。
普段の生活から見直すことはもちろん、自分の体の状態を知るだけでも意識できるようになるので、ぜひセルフチェックや余裕があればストレッチも取り入れてみてくださいね。

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