運動がストレス解消に効く理由とは?

コラム

 みなさんは、ストレス解消に運動が効果的だと聞いたことはありませんか?確かにその通りなのですが、なぜ運動がストレス解消に繋がるのか知っている方は少ないと思います。また、運動嫌いの人は、運動はストレスになる!と思っている人もいると思います。ここでは、なぜ運動がストレス解消に繋がるのかを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ストレスを発散するために求めるもの

ストレスが溜まるとついつい甘いものが食べたくなってしまう!と思ったことがある人は多いと思います。また、ついついドカ食いしてしまったという経験はありませんか?それは、甘いものを食べると一時的にセロトニンという快楽を感じる幸福ホルモンが分泌されるからなのです。しかし、スイーツを食べた後の幸福感の持続時間は、20分程度といわれています。逆に食べてから1時間経過すると、食べる前よりもストレスや不安感が増してしまうそうです。 糖質を摂ると、血糖値が上がり、その上がった血糖値を下げるために、インスリンというホルモンが分泌されます。 インスリンには血糖値を下げる働きがあり、血糖値を下げようとする働きに伴って、一時的にセロトニンも増加します。 それが幸福感を感じる理由なのですが、あくまで一時的であり、あまり効率的ではありません。

ストレス解消なら、スイーツより運動!

 スイーツを食べるより運動が効果的な理由は、このセロトニンが関係しています。運動をすると、メンタルヘルスの改善に効果があると言われています。このメンタルヘルスは、脳内の神経伝達物質が大きな影響を与えています。運動をすると脳の血流がよくなり、脳が活性化され、セロトニンなどの神経伝達物質が脳内に増えるのです。そして、スイーツを食べることで持続する幸福感は20分でしたが、運動の場合、約20分間で、その後12時間幸福感が持続することがわかっているのです。そして、幸せホルモンを増やすための効率的な運動とは、一定のリズムを刻む運動であるリズム運動だと言われています。例えば、ウォーキングやジョギング、サイクリング、 ダンスなどでもよいでしょう。運動の機会をいきなり増やすのはとても大変なので。 一日短時間、散歩や軽いジョギングなど、軽い運動などできることから始めて、継続するとよいでしょう。
 また、運動を続けていくと、達成感が得られますよね。それが自信につながり、気持ちが明るく前向きになることもわかっています。運動は、アルコールや喫煙、食べ物の依存を解消することもわかっています。運動をすることで、歩くことや走ることなど、目の前のことに集中できますよね。運動をすることで意識を逸らして、これらの依存を解消する効果があるのです。

効果的な運動方法


 ここからは、ストレス解消に効果的な運動方法を紹介していきます。まずは、空間移動を兼ねた運動です。ジムに行って運動をすることももちろん良いのですが、ジムのように、いつも同じ壁を見るだけの運動では飽きてしまいますよね。おすすめは、ウォーキングやサイクリングなど、空間を移動する運動です。空間移動で綺麗な景色や空を見ることで、よりストレスが解消できるのです。
 そして、「気持ちいいペース」をキープするようにしましょう。最適な運動強度や時間は、体力や年齢、性別によって変わってきます。運動をしていて疲れてしまう、飽きてしまうと思っている方は、ぜひ運動の方法を見直してみてください。強度や時間を変えるか、違う運動に変えることで、楽しんで運動ができるかもしれません。

まとめ

 ここまで、運動がストレス解消に効果的な理由や、効果的な運動の方法を紹介してきました。無理なく楽しく運動を取り入れて、精神も健康的な毎日を過ごしていきたいですね。

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