隠れ糖質に要注意!気をつけるべき食材とは?

コラム

ここ数年、ブームが続いている「糖質オフ」。
「習慣化している」「なんとなく意識している」という方も多いかもしれませんね。

しかしながら、“糖質=お米・パン・小麦”だと思っている人はまだまだ多いもの。
糖質は主食だけでなく、実は様々な食材に隠れています。

この記事ではうっかり見落としてしまいがちな糖質が多い食材や、おすすめの食べ方を紹介します。

そもそも糖質とは?


「糖質」と聞くと、お米やパンをイメージする方が多いかもしれませんね。
もちろんそれらも糖質ですが、「糖質=炭水化物」という訳ではありません。

実は「糖質」は三大栄養素の一つである「炭水化物」の一種。
炭水化物から「食物繊維」を除いたものが「糖質」と呼ばれています。

もう少し具体的に解説すると、ブドウ糖や果糖などの「単糖類」、砂糖やショ糖などの「二糖類」が糖類。

炭水化物に含まれる食物繊維はエネルギーにならないのに対し、糖類は体を動かすためのエネルギーになります。
つまり、体になくてはならない栄養なのです。

とはいえ糖質の摂り過ぎは糖尿病や肥満の原因となるため、ほどほどにすることが大切です。

糖質が多い食品とは?


「炭水化物は糖質が多い」という事実は、もはや常識。
しかし、糖質はそれ以外の食材にもたくさん含まれています。
次の食材をおかずや間食に取り入れている人は注意が必要です。

芋類

じゃがいも、さつまいも、里芋などの芋類は糖質が多い食材です。
ご飯のおかずに里芋の煮物やさつまいもの天ぷらを食べる、パンの付け合わせにポテトサラダを選ぶと糖質過多になるので注意しましょう。
芋類ではありませんが、かぼちゃや栗も糖質が多いので要注意です。

根菜類

ヘルシーな印象が強い根菜類ですが、実は葉野菜と比べると糖質が多め。
人参、ごぼう、れんこんなどを食事に取り入れるときは注意が必要です。
といっても主食に比べると糖質は低めなので、食べる量に気をつけましょう。

果物

果物もヘルシーなイメージがありますが、糖質は少なくありません。
特にバナナや柿など甘みが強い果物は糖質が多いため、間食やデザートとして食べる場合は注意しましょう。
同じ果物でも水分や食物繊維が多い梨やいちごを選べば、多少糖質を控えることができます。

ドリンク類

ミルクティーやフルーツジュース、甘い炭酸類やお酒を多く飲む人は要注意。
一見ヘルシーそうな野菜ジュースにさえ、実はたくさんの糖質が含まれています。
完全に断つ必要はありませんが、飲む場合は「糖質オフ」と記載されてるものを選ぶといいでしょう。

糖質とうまく付き合うには?


野菜や果物にも糖質が多いなんて!」とショックを受けた方もいるかもしれませんね。
とはいえ、全てを我慢する必要はありません。
次のポイントを意識しながらうまく付き合いましょう。

糖質は1日の摂取カロリーの半分前後まで!

糖質は体に必要な栄養なので、ある程度は摂取する必要があります。
その目安となるのが、糖質のカロリーを1日の摂取カロリーの50〜65%に抑えること。
糖質1gは4kcalなので、1日1800kcalくらい摂る人なら糖質は900kcal=220g前後を目安にしましょう。

糖質をまとめて摂るのはNG!

1日250gまでなら糖質を摂っていいからといって、1食で250gを摂るのはNG。
体に負担がかかってしまうため、3食に分けてバランスよく取り入れましょう。
ダイエット中なら、朝から夜にかけて徐々に糖質の量を減らしていくのがおすすめです。

まとめ


糖質を完全にカットする必要はありません。
かえって体に悪影響になる可能性もあるので、ほどほどに取り入れましょう。
ただ、食べ過ぎるのは要注意。
何が糖質なのかをしっかり理解し、バランスの良い食事を目指してくださいね。

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