脚だけが太い原因は筋肉の使い方にある!

コラム


 ダイエットで体脂肪は減ったのに、上半身だけが痩せて脚だけが痩せない!なんて経験はありませんか?実は脚が太くなる原因は、脂肪だけではなく、筋肉の使い方にあるのです。ここでは、脚を細くするための筋肉の使い方や、トレーニング方法を紹介しています。

太腿が太くなる原因

 まずは、太腿が太くなってしまう原因について説明します。太腿が太い人は脂肪がついているということもありますが、前もも、外ももが張ってしまって太くなっていることが多いです。
 前ももが張ってしまっているのは、歩くときにお尻と裏もも、腹筋をうまく使えていないために、全身が前重心になってしまっていることが考えられます。そのことで前ももの筋肉が発達してしまっているのです。外ももの張りは、骨盤が開いているために大転子と呼ばれる部分が出っ張ってしまっていることが原因です。これらはストレッチや筋トレで改善が期待できます。

前ももの張りを改善するストレッチ①

 まず壁のそばに立ち、壁に手を置いて体を安定させます。左手で左足の甲を持ち、膝を曲げていきましょう。すると、前ももが伸びていると思います。それを感じながら20秒キープします。その後太ももを後ろに引き、ゆっくりと元に戻して完了です。
 次のストレッチは座って行います。まず、長座の姿勢になります。そこから右ひざを曲げ、かかとをおしりの真横に置いて20秒間キープしてください。反対側も同様に行います。余裕のある場合は、さらに前ももの筋肉が伸びるようにストレッチします。まずそのままの姿勢から仰向けに上半身を倒して、20秒間キープします。反対も同様に行いましょう。

裏ももの鍛えるトレーニング

 次に、裏ももを鍛えるトレーニングを紹介します。裏ももを使って歩くことで、前ももへの負担が軽減されて太ももが細くなります。
 裏ももは、スクワットで鍛えることができます。正しいフォームをしっかり実践することが大切です。まず、足を肩幅程度広げてください。その時に、足先を少しだけ外側に向けましょう。そして、ゆっくりと腰を落としていきます。このときに重心はかかとにかけ、太ももと床が平行になるまで下げてください。膝が足の爪先より前に出ないように気をつけると、前ももではなく裏ももに効かせることができます。この動作を20回×3セット行います。

ふくらはぎが太くなる原因

 ふくらはぎが太くなる原因は、骨の歪みと筋肉の付き方にあります。まず、骨の歪みは骨盤の歪みから来ています。骨盤が歪んでいると、太ももからふくらはぎなど足全体の骨も歪んできます。太ももが外側に張ってしまっている人は、骨が外側に開いてしまっているのです。つまり、O脚にも繋がります。
 ふくらはぎの筋肉の付き方によって太く見える場合は、歩き方に原因があります。ウォーキングをするときに、かかとから強く踏み込んで、指先で強く推進するような歩き方をしている人は、ふくらはぎが太くなりやすいです。

ふくらはぎを細くする方法

 まず、ふくらはぎの骨の歪みを改善するには、骨盤の歪みを改善するストレッチを行いましょう。横向きに寝た状態で、下の脚を90度曲げてください。そして、下の腕で頭を支え、身体が前後に傾かないよう、真横になるように意識します。そして、上の脚を真っ直ぐ伸ばしてゆっくり上あげて下さい。このとき、お尻と骨盤を締めるような意識でやることが大切です。その後ゆっくり戻して完了です。ヒップアップ効果も期待できるストレッチです。
 次に、ふくらはぎの筋肉を細くする方法です。一番の原因は歩き方にあるので、まず歩き方から改善していきましょう。踏み出すときにかかとからではなく、足裏全体を使って踏み込むイメージで歩き出します。そして、強く指で地面を蹴るのではなく、歩き出した勢いのみで前に進んでいくイメージで歩いてください。そんなに地面を踏み込まなくても歩けることを実感できると思います。地面を強く蹴るとその分ふくらはぎの筋肉を使ってしまいます。脚やせしたい場合は、あまり踏み込む歩き方はおすすめしません。

まとめ

 ここまで、脚やせの原因や改善方法について紹介してきました。骨の歪みと筋肉の付き方を改善すると、綺麗な形の脚を手に入れることができます。
 脚は、体重や体脂肪を落とすだけでは細くならないので、紹介したストレッチやトレーニング方法と併せてダイエットを実践してみてはいかがでしょうか。

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