プロテインの選び方を紹介!

コラム

 プロテインといえば、ボディビルダーや筋肉をムキムキにしたい人が飲むというイメージでした。しかし昨今は、身体づくりのためやダイエットのためにプロテインを飲む女性も増えています。しかし、たくさん種類があってどれを飲めばいいか迷いますよね。ここでは、プロテインの種類や選び方を紹介しています。

プロテインとは

 プロテインは、筋肉をムキムキにする飲み物というイメージがある人が多いですが、タンパク質のことです。タンパク質は糖質・脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、ヒトのほとんどが水分とタンパク質で構成されています。筋肉はもちろんのこと、皮膚や髪の毛、爪もタンパク質が原料です。1日に必要なタンパク質の目安として、運動しない人は体重1kgあたり0.8~0.9g、軽い運動をする人は体重1kgあたり1.2~1.5g、筋肉をつけたい人は体重1kgあたり2gが必要摂取量となっています。

プロテインの種類

 プロテインは、大きく分類すると3種類あります。大きな違いは原材料で、ホエイプロテイン・カゼインプロテインは牛乳が原料、ソイプロテインは大豆が原料となっています。全て同じタンパク質ですが、プロテインを飲む目的によって選ぶことが好ましいです。それぞれのプロテインの特徴を紹介していきます。

ホエイプロテインの特徴

 ホエイプロテインは、牛乳から作られ、牛乳に含まれるタンパク質の一種です。ヨーグルトの上澄みにホエイという液体がありますが、これに含まれるタンパク質から作られているのがホエイプロテインです。ミネラルや水溶性ビタミンも含まれています。
 ホエイプロテインは、アミノ酸が多くふくまれています。そのため、筋肉修復効果が高く、スムーズに体内へ吸収され胃もたれしにくいというメリットがあります。味もクセがなく飲みやすいため、プロテインの味が苦手な人にもおすすめです。しかし、価格が高いものが多く、あまりコストパフォーマンスは良くありません。また、他のプロテインと混ぜてしまっている商品やプロテインの含有量を減らしている商品もあるので、成分表をチェックすることをおすすめします。
 ホエイプロテインは、筋トレや運動で筋肉や強い肉体を手に入れたい人におすすめです。トレーニングの後にはできるだけ早くタンパク質を体内へ入れなければなりません。吸収されやすいホエイプロテインなら、素早くタンパク質を補給できるため、効果的だと言われています。

カゼインプロテインの特徴

 カゼインプロテインは、ホエイプロテインと同じ牛乳が原料になっています。しかし、カゼインプロテインの場合はホエイではなく、生乳を構成するタンパク質で作られています。ホエイプロテインは水溶性ですが、カゼインプロテイン は不溶性で吸収が遅いのが特徴です。そのため、食事の置き換えや間食でおやつ代わりに飲むことがおすすめです。ついついお腹が空いて食べ過ぎてしまうという人にはうってつけです。
 また、就寝前に飲むことも推奨されています。就寝前に飲むとゆっくりと体に吸収されていき、カルシウムと結びつくので成長期の学生さんにもおすすめのプロテインなのです。また、ホエイプロテインと併用することで、メリハリのあるボディラインを期待できます。

ソイプロテインの特徴

 ソイプロテインの原料は、大豆のタンパク質部分を粉末にしたものです。大豆のタンパク質部分を抽出し、水分・糖質・脂質を排除しているため、効率的に植物性タンパク質を摂取できます。価格も安く、手が出しやすいプロテインです。
 ソイプロテインは消化吸収が遅いため、満足度が高いです。女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンも豊富に含まれているので、女性には嬉しいプロテインです。しかし、少し粉っぽさがあるため飲みにくいと感じる人もいるかもしれません。ダマにならないようにお湯で溶かしてから飲むと飲みやすいです。また、飲みやすいように改良されている商品も増えてきているので、そのような商品を試してみるのも良いでしょう。
 ソイプロテインはやはり、大豆イソフラボンが豊富なので女性にはおすすめです。肌の調子をよくしたり、女性らしい体のラインをキープしたりできます。また血流を良くし、皮膚や骨の強化もできるので、健康のために飲むこともおすすめです。

まとめ

 ここまで、プロテインの種類や飲み方、特徴を紹介してきました。プロテインを飲む目的や用途に合わせて飲むことで、様々な効果が得られます。筋肉を大きくしたい人、減量したい人はもちろんのこと、炭水化物が多くなってしまう、タンパク質不足な食生活を送ってしまうなどという人は、ぜひプロテインを活用してみてください。

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