持久力をつけて健康になろう!

コラム


 あの人はスタミナがあるなあ・・・と思ったことはありませんか?そのスタミナの正体はずばり持久力です。持久力をつけると死亡リスクが半分になるという研究結果もあり、とても健康的にも重要なものなのです。ここでは、持久力の重要性やトレーニング方法を紹介しています。

持久力とは

 持久力は主に「全身持久力」と「筋持久力」があります。ここで扱うのは全身持久力で、これは長時間運動を続けるための能力のことです。マラソンやシャトルラン、持久走が得意な人はこの全身持久力が高いということになります。全身持久力が高い人は、有酸素性のエネルギーの生産能力に優れており、酸素を使う能力が高いのです。

全身持久力を鍛えるメリット

 全身持久力を高めるメリットは主に3つあります。1つ目は、スポーツパフォーマンスの向上です。スポーツ選手は必ずこの全身持久力を鍛えるトレーニングをします。マラソンや水泳、陸上などはもちろん、サッカーやバスケ、バレー、バドミントン、テニス、水泳、野球、ダンスなどほとんどのスポーツはこの全身持久力がないと長い時間続けることができないのです。スタミナをしっかりとつけることで、きつい練習にも耐えられる身体を手に入れられるのです。
 2つ目は、肥満予防になるということです。新潟大学研究グループと阿賀野市全身持久力について研究した結果が出ています、阿賀野市内の中学2年生993人を対象にした実験で、持久力と筋力が低い中学生は、持久力と筋力が高い中学生に比べて生活習慣病やメタボ傾向となるリスクが4倍高いという結果が出たのです。全身持久力が高い人は普段の運動習慣がついているので、肥満になる人が少ないという結果が出たと思われます。
3つ目は、生活習慣病の予防になるということです。全身持久力が高いということは、普段から運動をする習慣があるということです。そのため、全身持久力が高い人は全身持久力が低い人に比べて、44%も糖尿病になる危険度が低くなるという結果が出ています。さらに高齢者を対象にした実験では、持久力が高い人のほうが認知症になりにくく、認知能力が高いということもわかっています。つまり持久力をつけるトレーニングは、脳の老化も防ぐという効果があるのです。また、運動をすることでセロトニンという幸せホルモンが分泌されるので、幸福度が高いという結果も出ています。

持久力を鍛えるトレーニング

 持久力を鍛えるトレーニングとして代表的なものはランニングです。30分から60分のランニングが効果的で、一定のペースで走ることが大切です。慣れていない人は無理しない程度に、ゆっくりしたペースで30分くらいから始めてみましょう。
 もうひとつ代表的なものとしてウォーキングがあります。ウォーキングはランニングよりも膝に負担をかけないため、高齢者の方にもおすすめです。早歩きで30分から1時間程度のものがおすすめです。その他にも水泳やサイクリングも全身持久力を鍛えることが出来ます。
 全身持久力は室内で鍛えることもできます。踏み台昇降でも鍛えられ、特別な器具も必要なく手軽に始められるのでおすすめです。暑い日や寒い日、雨の日でも関係なく続けることができるので、継続しやすい運動になっています。

まとめ

 ここまで、全身持久力の必要性やメリット、トレーニング方法などを紹介してきました。全身持久力を鍛えることで糖尿病などの生活習慣病や肥満予防、高齢者の場合は認知症予防になることもわかりました。全身持久力は室内でも簡単に鍛えることが出来るので、毎日少しずつ習慣にしてみることも大切です。ぜひランニングやウォーキングなどを取り入れて、健康な身体を手に入れたいですね!

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