関節痛の原因を知ろう!

コラム

 朝起きると膝やひじ、指などの関節が痛むということはありませんか?年のせいと思っている方も多いと思います。年を重ねるにつれてそのようなことは起こりやすいのですが、きちんと原因を知っておくことが大切です。そうすることで、症状が改善できるかもしれません。ここでは、関節痛の原因をいろいろ紹介しています。

関節痛の原因

 関節痛は主に、朝起きたときや長時間同じ姿勢でいたあと、ウォーキングなど軽い運動をした後に起こりやすいです。寒い冬の時期にはとくにひどくなるという方も多いですよね。関節痛の原因は様々ですが、代表的な病気が2つあります。それは、変形性関節症と関節リウマチです。この3つは症状も原因も対処法も違うので、自分の関節の痛みの原因を知ることはとても大切になります。
市販の湿布薬や飲み薬で自己治療をしていると逆にひどくなってしまうこともあるので、ぜひ参考にして原因を探ってみてください。

変形性関節症について

 はじめに、変形性関節症について紹介します。これは、関節の老化が原因で起こる症状です。関節は、軟骨がクッションとなってスムーズに動きますが、軟骨が加齢によってかけたりすり減ったりしてきます。そのことが原因で関節が炎症を起こしてしまい、痛みが起こります。代表的な部分としては膝が多いです。膝は身体の体重を支えている場所なので負担が大きく、痛みを起こす人がとても多いです。
変形性関節症の痛みは、初期には湿布薬などを貼ると治まることが多いのですが、関節の軟骨は欠けていくので知らぬ間に悪化してしまいます。進行すると痛みにより運動し無くなるため、筋肉も減って悪循環になりかねません。症状を感じたら早めに医師に相談することをおすすめします。
 変形性関節症は高齢者の方がなりやすいです。その中でもとくに肥満気味の人や運動不足の人、О脚の人が膝に負担がかかるため、この病気になりやすいと言われています。

変形性関節症を予防する方法

変形性関節症を予防する方法は、関節に負担をかけない生活をすることです。また、運動で関節を柔軟にして、関節周りの筋肉を強くしておきましょう。関節に負担をかけないためには、肥満気味の人は体重を減らしましょう。また、肩や腰、ひじ、ひざなどを温めるようにすることも効果的です。靴もこだわるようにしましょう。おすすめはクッション性のよい靴です。また、正しい歩き方を子心掛けると負担を減らすことができます。
また、ストレッチ運動をすることも予防することができます。軽い運動も続けるとよいでしょう。しかし、関節に強い痛みを感じる場合は無理してはいけません。これは治療法ではなくあくまで予防法なので、既に変形性関節症が進行している場合は、医師と相談の上適切な治療をおこなってください。

関節リウマチについて

 関節リウマチは変形性関節症と違い、自己免疫疾患が原因です。ウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぐ機能ですが、逆に自身のからだの一部を攻撃してしまうことがあるのです。これが関節に起こってしまうのが関節リウマチです。この関節リウマチが進行してしまうと、関節の組織が破壊されてしまいます。その結果、痛みや腫れなどの症状が出てきて、最終的には指が変形してしまいます。この病気は早期発見が完治のカギになります。

関節リウマチの症状

 関節リウマチは女性の方がなりやすいといわれています。女性が7~8割を占めており、女性ホルモンが関係しているといわれています。変形性関節症とは違い、若いころから発症する人が多いです。30~50代の女性がなりやすいといわれています。
症状としては、原因不明の微熱や倦怠感が続く、手や足の指にこわばりや腫れ、痛みを感じるという症状があります。まれに体重減少や貧血などが起こる場合もあります。自覚症状が現れやすいので、少しでも異常を感じたらすみやかに医師に相談しましょう。

まとめ

 ここまで、関節痛の原因である変形性関節症と関節リウマチについて紹介してきました。とくに関節リウマチは速やかに治療をすることが大切なので、異変を感じた場合はすぐに医療機関にかかることをおすすめします。変形性関節症の場合は、症状が出る前からしっかりと対策をして、健康な老後を過ごしていきたいですね!

関連記事一覧