デンタルフロスを毎日の習慣に!

コラム


歯垢除去に必須と言われるデンタルフロスですが、厚生労働省の調査(2016年)では、デンタルフロスなどで歯間ケアを行っている人は4割を下回る結果だったそうです。日々の習慣としてしっかり定着させるためにも、今一度、デンタルフロスの重要性を見直してみませんか?

デンタルフロスが大事な理由


デンタルフロスは、細いナイロン繊維を糸状に束ねたもので、歯ブラシでは落としきれない歯と歯の間の歯垢を繊維の細い糸がキャッチしてかき出すというデンタルケア用品です。

歯ブラシのみでなく、デンタルフロスの併用が大切なのは、大きく分けて以下の2つの理由があります。

1. 歯と歯の間の歯垢除去
歯と歯の隙間には、歯垢が残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。歯ブラシでは届きにくい歯と歯の隙間の歯垢除去には、デンタルフロスが必要不可欠なのです。歯垢は数日で石灰化が始まると言われています。1日1回はフロスを使って、しっかり歯垢を除去しましょう。むし歯や歯肉炎、歯周病の予防につながります。

2. 口臭の予防・改善
食べかすや歯垢が原因となる口臭。使用したデンタルフロスが「臭い」と感じたら、自分では気づかない口臭がある可能性も。毎日歯ブラシとデンタルフロスを併用して歯垢をしっかり取り除くことで、口臭の予防・改善につながります。

デンタルフロスの種類

デンタルフロスには、『ホルダー(柄付き)タイプ』と『ロール(糸巻き)タイプ』の2つの種類があります。

1. 『ホルダータイプ』
ホルダーにフロスがセットされていて、そのまま片手で、比較的簡単に扱えるため初心者におすすめです。前歯に使いやすい『F字型』と、奥歯にも使いやすい『Y字型』の2種類があります。

2. 『ロールタイプ』
ケースの中にフロスが巻きつけられていて、その都度必要な長さにカットし、指に巻きつけて使用します。初めは扱いにくいかもしれませんが、慣れると、より細かな操作が可能で、しかも経済的です。

デンタルフロスに関する疑問

デンタルフロスに関して、よく耳にする疑問点をいくつかご紹介します。

Q. 『デンタルフロス』と『歯間ブラシ』の使い分けは?:
歯間ブラシは、細い針金状の毛先がついた小さな歯ブラシです。シリコン製の製品もあります。歯間ブラシは、歯間の根元に隙間がある、歯ぐきが後退気味、ブリッジをしているといった方に向いています。一方のデンタルフロスは、歯と歯の間の歯垢を効果的に除去するものです。歯間ブラシには様々なサイズがあるのですが、サイズが合っていないと、歯や歯肉を傷つけてしまいます。サイズ選びがとても重要なため、歯科医院で相談してみるのもよいでしょう。

Q. 出血しても問題ない?:
デンタルフロスの使い始めには、出血することがよくあります。ですが、デンタルフロスの使用を続けることで徐々に出血もなくなります。
ただし、2周間ほどたっても出血が続く、痛みがある、といった場合は炎症などの異常が考えられるので、放置せず歯科医院に相談しましょう。

Q.デンタルフロスを使うことで歯と歯の隙間が広がるって本当?:
デンタルフロスを使っていると、歯と歯の間が広がってくるのは事実です。理由は、歯ぐきの状態がよくなるからです。食べかすや歯垢がたまっていた歯肉、炎症によって腫れていた歯肉が、フロスの使用によって改善されて引き締まり、歯と歯の間が広がったように見えるのです。心配は不要です。

まとめ

毎日きちんと磨いているという人でも、歯と歯の間には歯ブラシが届きにくく、どうしても歯垢が残ります。歯ブラシを使用しただけの歯垢除去率は、60%程度とも言われています。

歯ブラシとデンタルフロスの併用をしっかり習慣づけましょう。1日1回、就寝前の使用から始めるのがおすすめです。

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