体重を重視したダイエットに要注意!?

コラム

体重は標準なのに、お腹だけぽっこりしているという方は多いと思います。特に、40代過ぎの方は多いのではないでしょうか。お腹周りだけに脂肪がついているということは、内臓脂肪が増えている可能性があります。
今回は、体重を重視しないダイエット方法について紹介していきます。

ダイエットで注目すべき部分


このぽっこりお腹を減らそうとダイエットを決意すると、まず気にするのが体重やBMIですよね。BMIは身長と体重から算出した体格指数なので、「体脂肪の量」は反映されていません。脂肪は筋肉より軽いため、筋肉量が多く体脂肪が少ないより、筋肉量が少なく体脂肪量が多い方が体重が軽くなるのです。つまり、BMIは筋肉より体脂肪が多い人の方が低く出ることがあるということです。そのため、体重とBMIだけでダイエットをしていくと、体重もBMIも減ったけど、なんだかぷよぷよした体型になってきたと感じる方もいるのです。これは、減った体重が体脂肪ではなく、筋肉で減っている可能性があるということです。からだの中身を知るためには、体重やBMIだけでなく、体脂肪、筋肉量、内臓脂肪レベルなど体組成をしっかり見るようにすることが大切です。

ダイエットのコツとは


短期間で結果を出したいと思っている方は多いと思います。しかし実際は、体脂肪1kgを燃焼させるのに7200kcalのエネルギーをマイナスにする必要があるのです。1ヵ月で1kgの体脂肪を落とすためには、7200kcal÷30日=240kcal/日のマイナスを作らなければいけないのです。短期間で大幅に体重を減らすダイエットをした場合、実はそのほとんどが水分や筋肉であり、脂肪はそう簡単には落ちてくれません。しっかり体脂肪を減らしたいのであれば、じっくり取り組むこと!が大切です。そしてじっくり取り組むためには、長期間にわたって続けられる内容であることも大切なポイントなのです。

体脂肪を減らしたい人におススメの食事


食事については、「主食」「主菜」「副菜」をそろえた栄養バランスのよい食事を1日3食規則正しく食べるということが基本になります。元々小食の方は、少ない量の中でもバランスをしっかりそろえるようにしてください。内臓脂肪はつきやすいけれど、減らしやすいという特徴があります。
内臓脂肪が多い場合は、食事の改善で効果が比較的早くあらわれる可能性が高いです。特に気をつけるべきは、脂質の摂り過ぎです。調理に使うあぶらはバターやマヨネーズも含めて1日大さじ1~2杯を目安にしましょう。また、朝食をしっかり摂っている人は内臓脂肪の割合が少ない傾向があることがわかっています。
また、食事のボリュームを朝食>昼食>夕食にし、夜遅くの飲食を控えることも効果的です。
例えば、先ほどの1日240kcalのマイナスを食事と運動の半々で作っていくとすると、食事からはいつもより120kcalのマイナスを作る必要があります。
最近では、バターやマヨネーズ、ドレッシングなど、あぶらが多い食品は低カロリー商品も多く作られていますよね。そのようなものをうまく利用して、食生活を見直していきましょう。また、肉の脂身や鶏肉の皮を取り除くだけでもマイナスエネルギーは作れます。
食べる量を減らすだけでなく、食材や調味料などの工夫によってもマイナスエネルギーを作ることからはじめてみても良いでしょう。

まとめ


ここまで、体重を重視したダイエットのデメリットや、正しいダイエット方々を紹介してきました。
体脂肪は急激に減らせるものではなく、徐々にゆっくりと減らしていくものです。食生活を見直し、うまく運動を取り入れていくことが大切ですね。
ここで紹介した方法を参考にして、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。

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