バランス感覚って大切!どうやったら鍛えられる?

コラム

「バランス感覚はアスリートに必要なもの」と思っていませんか?

実は、バランス感覚はスポーツをしない人にとっても大切なものです。
身につけることで日常生活がより快適になったり、いつまでも健康に過ごせたりします。

この記事ではバランス感覚とは何か、バランス感覚を鍛えるメリットや方法について解説します。

興味を持った方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

バランス感覚とは


「バランス感覚」は、言い換えると「平衡感覚」のこと。

もう少し具体的に説明すると、不安定な状態から体を安定させることや転ばないように安定した状態を保つことを指します。

バランス感覚の良し悪しは脳の情報処理のスピードが影響すると言われていますが、筋肉を鍛えることでも養うことができると言われています。

バランス感覚を鍛えるメリット

日常動作がスムーズになる

バランス感覚を鍛えると、立つ、座る、歩く、振り返るなど様々な動作が安定します。
そのため日常動作で起こりうる不意の事故を防ぐことができるほか、体が動かしやすくなることで生活がスムーズになるでしょう。

転倒予防になる

バランス感覚が高まると、転倒を防ぐことができます。
大怪我を防ぐことができるため、年齢を重ねても元気に生活をすることができるでしょう。

インナーマッスルを強化できる

バランス感覚を司る筋肉は多数ありますが、中でも大切なのが体の奥深くにある「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉たち。
バランス感覚を鍛えるとインナーマッスルが鍛えられる他、インナーマッスルが強化されることで姿勢改善や基礎代謝アップといったメリットも感じることができます。

バランス感覚を鍛える方法

片足立ち

「片足立ち」は、その名の通り片足立ちをするトレーニング方法。
あえて不安定な状況を作ることでバランスを保つために必要な筋肉を活性化することができます。

<やり方>
1.両足で立つ
2.両手を腰に添え、背骨をまっすぐ伸ばす
3.片足をゆっくりと床から離し、膝が股関節と同じ高さになるように足を持ち上げる
4.30〜60秒ほどキープする
5.1の姿勢に戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・片足で立っている時は視線を一点に定める
・不安定な場合は足をあげすぎずに様子を見る
・自信がない場合は壁や手すりにつかまりながら行う

綱歩き

「綱歩き」はロープの上を歩くように、バランスをとりながら前進するエクササイズ。
実際にロープの上を歩くわけではありませんが、バランス感覚を養うことができます。

<やり方>
1.両足で立つ
2.左足のつま先に右足のかかとをつけるように一歩前に踏み出す
3.左足を床からそっと離し、右足のつま先にかかとをつけるように一歩踏みだす
4.2-3を数回繰り返し、前に進む
5.2-3の要領で後退し、スタートポジションに戻る

<ポイント>
・手は軽く左右に開き、バランスをとる
・目線は足元を見るか、慣れてきたら前方を見る
・余裕があれば両手を上に伸ばした状態で行う

バードドッグ

「バードドッグ」はインナーマッスルを鍛えるトレーニングの一種。
バランス感覚が鍛えられるだけでなく、お腹周りの引き締めにも効果的です。

<やり方>
1.四つ這いになり、肩の真下に手首・股関節の真下に膝をつく
2.右足をそっと後ろに伸ばし、骨盤と同じ高さまで持ち上げる
3.バランスをとりながら左手を床から離し、前方に伸ばす
4.30〜60秒ほどキープする
5.1の姿勢の戻り、反対側も同様に行う

<ポイント>
・体幹部分は床と平行を保つ
・不安定な場合は手を離さず、片足を持ち上げた状態でキープする
・目線は両手の間かやや前方に定める

まとめ

「バランス感覚なんて一般人には関係ない」と思わず、日々意識するのがベストです。
いつまでも元気に生活できるだけでなく、体の引き締めや基礎代謝アップにもつながるため、ぜひご紹介したトレーニングに取り組んでみてくださいね。

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