睡眠は量より質!快眠方法を紹介

コラム


「最近少しの時間しか眠れていない……」なんてときありませんか?仕事や勉強などで忙しく、睡眠時間を削って作業をしてしまうことがあると思います。1日7時間〜8時間は睡眠時間を確保しましょうと言われますが、実は睡眠は時間の量よりも質が大切なのです。ここでは、その理由や快眠方法を紹介しています。

自分の睡眠をチェックする方法

 1日8時間眠れている人もそうでない人も、自分の睡眠の質が良いのか悪いのか簡単にチェックすることができます。その方法は、自分が日中に仕事や勉強をしているとき、頭がしっかり冴えていると感じるかどうかです。 
 チェックするタイミングとしては、起床してから4時間後になります。起床してから4時間後というのは、1日で最も集中力が高まるタイミングです。6時に起床した場合は、10時ですね。この時間に作業パフォーマンスが上がり、あくびや眠気が無い場合は良質な睡眠がとれているということになります。

質の良い睡眠とは何か?

 睡眠とは、日中に溜まった睡眠物質を分解する作業なのです。睡眠しているときに、その睡眠物質が分解し切ったとき、人間は自然と目覚める仕組みになっています。また、睡眠は成長ホルモンを分泌する役割もあるので、成長期にたくさん寝なさいというのはそのためなのです。もちろん大人にも成長ホルモンは必要で、細胞を修復したり疲労回復をしたりする役割があります。肌を生まれ変わらせるオーバーターンも、成長ホルモンが不可欠です。
 そもそも、睡眠の質とはなんなのでしょうか。睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の二種類があります。レム睡眠は、筋肉は動いておらず脳が動いている浅い眠りの状態です。そのため夢を見ます。ノンレム睡眠は、脳も休んでいる深い眠りの状態です。人間は、このレム睡眠とノンレム睡眠を3~4回繰り返しているのです。一番深い眠りにつく時間と言われているのが眠りについてから3時間後で、この時間にノンレム睡眠に達していれば脳も身体も休めている良質な睡眠といえます。

良質な睡眠をとる方法とは?

 良質な睡眠をとるための一番の方法は、体内時計を正しくすることです。体内時間は24時間11分といわれています。たった11分ですが、これが一週間・一ヶ月と積み重なるとかなりのズレが生じます。これをしっかりとリセットすると、メラトニンというホルモンが正しく分泌され、良質な睡眠をとることができます。
 体内時間をリセットするにはまず、朝起きたら日光を浴びます。そうすることでまず、体内時計の親時計が起きます。そして朝食を摂ることで子時計が起きて、体内時計が正しく機能し始めるでしょう。夕飯は寝る3時間前までには終わらせておき、胃腸を休めることが理想です。身体を温めるショウガやトウガラシなどを摂取すると、さらに睡眠の質が高まります。
 入浴は、シャワーではなく湯船に浸かることを心がけましょう。40度の熱すぎないお湯で身体を温めるとリラックス効果で副交感神経が優位になり、眠りにつきやすくなります。入浴後のストレッチもおすすめです。

質の良い睡眠のためのグッズ

 生活習慣を正す他にも、良質な睡眠をとるために必要なのは、体に合った枕です。枕の高さが高すぎると、首に負担がかかって肩凝りやイビキを引き起こします。枕が低すぎても、口が開いて口呼吸になってしまうので、自分の体格に合ったものを選びましょう。
 その他にも、マットレスやパジャマも自分が心地よいというものを選ぶことで快眠に繋がります。アスリートは睡眠がとても大切なので、体格に合ったマットレスやパジャマ、枕は不可欠なのです。

まとめ

 ここまで、良質な睡眠とはなにか、良質な睡眠をとる方法を紹介してきました。人間は、人生の3分の1を寝て過ごします。仮に80年の人生であれば、25年以上も寝て過ごすのです。良質な睡眠を手に入れ、日々仕事や勉強で最高のパフォーマンスを発揮していきたいですね!

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