その症状、脳梗塞かも?前兆チェックと緊急時の対処法
急に手足がしびれたり、言葉がうまく出てこなかったりした経験はないでしょうか。手足のしびれや言葉の出にくさは、脳梗塞や脳の血流低下が疑われる症状のひとつです。
脳梗塞は、発見と対応の速さが回復に大きく影響するとされています。
本記事では、見逃しやすい症状のサインから緊急時の具体的な行動まで解説します。
脳梗塞とは?突然起こる危険な病気

脳梗塞は、脳の血管が詰まって血流が途絶える病気です。血流が止まると、脳細胞はわずかな時間でダメージを受けてしまうのが特徴です。
後遺症として、麻痺や言語障害、認知機能の低下などが残ることもあります。発症後に治療を開始するまでの時間が短いほど、回復の可能性が高まるとされています。
脳梗塞やTIAが疑われる症状チェック

脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)が疑われる症状を5つ紹介します。症状は複数が重なる場合もあります。
片側の手足や顔のしびれ・動かしにくさ
体の左右どちらか一方のみに、しびれや脱力感が生じる場合は注意が必要です。顔の片側が下がる、箸が持てなくなるなど、日常動作に支障が出ることもあります。
ろれつが回らない・言葉が出にくい
急にろれつが回らなくなる、言いたい言葉が出てこないといった症状が現れることがあります。
相手の話す内容が理解できなくなる場合も、注意が必要なサインのひとつです。話し方がおかしいと周囲に指摘された場合も、軽視しないようにしましょう。
めまい・ふらつき・歩きにくさ
突然のめまいやふらつきが起き、まっすぐ歩けなくなる場合があります。疲れや低血圧によるめまいとは区別しにくい場合がありますが、急な発症であれば医療機関へ相談することをおすすめします。
片目が見えにくい・視野が欠ける
視界が突然暗くなる、視野の一部が欠けるといった変化が片目だけに生じることがあります。数分で回復しても、症状を見過ごさないようにしてください。
突然のこれまでにない強い頭痛
経験したことのないような強い頭痛が突然現れるケースも注意が必要です。脳梗塞だけでなく、脳出血やくも膜下出血でも現れる重要なサインのひとつです。
異変を感じたらためらわず、救急要請を検討してください。
要注意|脳梗塞の前触れ「一過性脳虚血発作(TIA)」とは

一過性脳虚血発作(TIA)とは、脳の血流が一時的に低下する病態のことです。
脳梗塞と同様の症状が現れるものの、数分〜24時間以内に症状が消えるのが特徴です。
そのため、「治った」と感じて受診しない方も少なくありません。しかし、TIAを発症した後は脳梗塞を起こすリスクが高いとされています。
症状が消えたとしても、なるべく早く医療機関を受診することが大切です。
脳梗塞が疑われるときの対処法

脳梗塞が疑われるときは、次の3つの行動を意識してください。
すぐに救急車を呼ぶ(119番)
脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)の症状が現れたら、すぐに119番へ連絡してください。自力での移動や様子見は、症状を悪化させるリスクがあります。
発症時間を確認する
症状が出始めた時刻を記録しておくことが大切です。治療には薬による方法や血管内治療など複数の選択肢があり、発症からの経過時間によって方針が変わります。
無理に動かさず安静にする
本人を無理に移動させず、楽な体勢で安静を保ちましょう。嘔吐が見られる場合は、気道を確保するために横向きに寝かせてください。
脳梗塞を防ぐためにできること

脳梗塞のリスクを高める要因として、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・過度な飲酒などが挙げられています。
血圧の管理や食生活の見直し、適度な運動を意識することが予防の基本です。喫煙習慣のある方は禁煙を検討することをおすすめします。また、アルコールの過剰摂取を避け、適量を心がけることが望ましいとされています。
定期的な健康診断を受け、気になる数値があれば医師に相談してみてください。
まとめ
脳梗塞は誰にでも起こりうる病気であり、日頃からリスクを意識することも大切です。
発症後の対応の速さが予後に大きく関わるため、疑われる症状を知っておくことが役立ちます。
気になる症状があれば、自己判断せず医療機関への相談をおすすめします。

