青汁の主原料野菜「ケール」とは?

コラム

青汁に使われる野菜、ケールはクセのある味が欠点。青汁なら冷凍より粉末が飲みやすい。ルテインやベータカロチン、メラトニン、カルシウムなどを豊富に含む。調理法としては、火を通すと特有のクセはかなり消滅。油炒めやケールチップスなどが人気。

ケールという野菜、最近ではスーパーなどでもちょくちょく見かけるようになりました。

とても栄養が豊富なので、青汁の原料としてよく使われている野菜です。

そんなケールには色々な特徴があります。

そこで今回は、ケールの特徴や調理法などについて解説してみました。

青汁とケールの関係


ケールは野菜の中でもトップクラスに栄養が豊富なため、青汁の原料としてよく使われてきました。

しかし、ケールには独特の癖のある風味があるところが欠点。

一部で青汁がまずいと言われる理由も、このケールの独特の風味が原因となっています。

ただし、現在販売されている青汁の多くは、このケールの独特のクセのある風味を抑える方法を用いて製造されています。

そのために、ケールの青汁は昔よりは飲みやすいものとなっています。

また、冷凍青汁の生のケールよりも粉末青汁のケールの方がクセが少ないので、ケールに初挑戦する時は、まず粉末のケール青汁から飲んでみると良いでしょう。

ケールの豊富な栄養分


ケールの場合、普通の野菜に含まれているような栄養分ももちろん豊富に含まれているのですが、サプリメントの原料となるような特別な健康成分が豊富に含まれている、という特徴があります。

ルテインを豊富に含む

最近、目に良い成分としてかなりのブームになってるのがルテインです。

ルテインは医学的にも目に良い成分であることが証明されているので、安心して飲むことができる成分。

ケールにはこのルテインが100gあたり約20mgも含まれています。

ルテインの1日の必要量が6mgなので、ケールを食べればサプリを飲まなくても十分にルテインを摂取することが可能です。

ベータカロチンも豊富

また、ケールはベータカロチンも豊富に含んでいます。

ベータカロチンの含有量も野菜の中ではトップクラスの多さ。

ベータカロチンは体内でビタミンAに変換されて、目に良い働きをしたり、免疫力をアップしたり、といった効果が期待できます。

また、カルシウムの含有量も100g当たり150mgから250mgと、ケールを食べているだけでもかなりの量を摂取できます。

カルシウムの1日必要摂取量は600mgとなっているので、ケールを100g食べれば、一日必要量の三分の一のカルシウムを摂取できることになります。

メラトニンも含まれている

さらにケールは睡眠ホルモンの一種、メラトニンも多く含んでいます。

メラトニンを補給することで、寝つきが良くなる、という効果を期待できます。

このように、ケールにはサプリに入っているような成分が色々含まれているので、ケールを食べる際の大きなメリットとなります。

ケールの調理法・レシピ


ケールは、青汁でなく葉っぱを買ってきた場合、調理法を工夫することによって苦痛なく食べることができるようになります。

まず、ケールは火を通すことで独特のクセのある味がかなり緩和されます。

そのため、お湯で軽く茹でてからサラダに使ったり、油と一緒に炒めるのも良いでしょう。

欧米では生のままサラダにしたりスムージーに使ったりしますが、ケールの味が苦痛になる場合は続かないのでやめておいた方が良いでしょう。

また、ケールに油と塩をふりかけてオーブンないしはオーブントースターで焼くケールチップスも欧米ではよく食べられています。

こちらも食べやすいケールレシピを求めている人にぴったりの調理法です。

まとめ

このようにケールはまるでサプリメントのように豊富な栄養成分を色々と含んでいます。

ですから、日々の食卓にケールを用いるだけで、サプリを飲むのと同じような効果を期待することができます。

ふだんの生活でサプリメントなどは飲まない人なら、週に1、2回ぐらいはケールを食べて、健康な身体作りのための栄養補給をしましょう!

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