手荒れはどうやって予防する?直す方法は?

コラム

家事や水仕事をする方は特に、手荒れが気になる方が多いと思います。手荒れと聞くと、秋や冬の悩みというイメージを持っている人は多いですよね。しかし最近では感染症対策のために、手洗いをする回数が増加していることから季節に関係なく、手荒れに悩む人が増えてきているそうです。そこで今回は予防法とケアについてご紹介します。

手荒れしやすい人


最初に、どんな人が手荒れしやすいのか紹介します。一つ目は、水仕事が多い人です。水仕事が多いと皮脂が流されやすいため、手荒れが起きやすくなってしまうのです。手湿疹は女性に多いといわれますが、それは性別の問題ではなく、水仕事を行うことが多いためといわれています。そのため、手湿疹は「主婦湿疹」とも呼ばれているのです。たとえば台所周りの仕事では、流水によってバリア機能が低下することに加えて、洗剤などの刺激が加わることで手湿疹を引き起こしてしまいます。このほかにも、仕事で水に触れる機会が多い人も、手荒れや手湿疹のリスクが高いといえます。とくに理容師や美容師は、シャンプーやカラー剤など化学物質に触れる機会が多いこともあって、手荒れに悩まされる人がかなり多いといわれているのです。
そして医療従事者など手洗いや手指の消毒を頻繁に行う人は、手荒れや手湿疹の症状が出やすくなってしまいます。とくにアルコール消毒をすると手の必要な水分までがアルコールと一緒に蒸発してしまうため、バリア機能の低下を招きやすく、手荒れの原因となるのです。最近では医療従事者のみならず、一般の人も感染症予防のために手洗いや手指を消毒する機会が増えていることから、手荒れで悩む人も増えているそうです。
また、アレルギーやアトピー性皮膚炎の人も手荒れになりやすいと言われています。特定の化学物質やたんぱく質などがアレルゲンとなり、手荒れを引きおこすことがあるのです。アレルギーによる手荒れは特定の物質に触れることが原因なので、症状を防ぐためには原因物質を避けて生活することが必要です。また、アトピー性皮膚炎の人はバリア機能が低下しやすい素因を持っていることから、手荒れが悪化するリスクが高いといわれているのです。

手荒れの予防法とケア


軽度の手荒れであれば、セルフケアで改善することが可能です。たとえば、市販のハンドクリームや保湿剤などは、こまめに塗ることでバリア機能が回復されます。
そのため、手洗いやアルコール消毒の後には、ハンドクリームなどを塗る習慣をつけることをおすすめします。また、ハンドクリームを選ぶ際は、セラミドなどの保湿成分が含まれていて、アルコールや香料などが添加されていないものがおすすめです。たとえば、ドラッグストアなどで購入できるワセリンも効果的です。もちろんその他のハンドクリームでもよいでしょう。
このほか、熱いお湯で手洗いや水仕事を行うと必要な皮脂まで流されてしまうため、水またはぬるま湯で手を洗うことや、手洗いの際は、流水でしっかりとすすぎ、石けんが残らないようにすること、手洗い後は、ゴシゴシと拭かず、優しく、押さえ拭きをすることなどを心がけてみてください。
そして水仕事を行う際は、キッチングローブなどの手袋を使いましょう!

まとめ


ここまで、手荒れの予防方法とケア方法を紹介してきました。あまりにも湿疹がひどい場合は、医療機関を受けることをおすすめします。
きちんとした医療機関での治療薬で治る可能性も高いです。
軽度の場合は、今回の記事をぜひ参考にして、ケアや予防をしてみてください。手は体の中で一番よく使う部位でもあります。綺麗に、そして健康的にしておきたいですね。

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