2017.08.29

人間ドックのPET/CT検査は「てんかん」発作後の診断にも有効! 

人間ドックのPET/CT検査は「てんかん」発作後の診断にも有効! ヘルシンク

人間ドックまめ知識

人間ドックのPET/CT検査は「てんかん」発作後の診断にも有効! 多くの場合、病院で検査を受けるのは「病気かも知れない」という具体的な兆候を感じた時です。自覚症状が出ている段階の病気については、「必要な治療を決めるための検査」が必要になるでしょう。
もし疑われる病気が「てんかん」であり、その原因が明らかだとわかっている状態だとしたら一刻も早く治療したいですよね。「てんかん」には外科的治療が有効で、それを行うには病巣診断・検査も欠かせません。
今回は「てんかん」の症状などについてご紹介し、「てんかん」の病巣診断に効果的な検査、人間ドックのPET/CT検査についてご紹介します。

「てんかん」はこんな病気 原因や症状

●「てんかん」の定義について
「てんかん」は現在、日本に100万人程度の患者がいると言われています。WHO(世界保健機関)によると「てんかん」とは、「大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作」を症状とする「慢性の脳疾患」とのことです。
大脳の神経細胞は、平常時は周期的なリズムで電気信号をやり取りしています。「てんかん」の反復性の発作が起こるとこの周期性が乱れ、「脳の電気的嵐」と例えられるような、激しいスパークを起こしてしまうのです。

●「てんかん」の原因と症状
同じ病名の患者でもさまざまな原因と症状があります。原因が明らかなものを「症候性てんかん」、原因が不明のものを「特発性てんかん」と呼びます。
なお、一部に遺伝性と思われる症例がありますが、基本的に「てんかん」は遺伝しません。症状は「発作」に集約され、本人が発作時の状況を覚えていないケースが多いところが「てんかん」という病気の特徴です。

「てんかん」病巣診断のための検査

●「てんかん」外科治療の適用
「てんかん」の多くは継続的な投薬治療が必要です。
ただし、「症候性てんかん」のうち、原因が明らかなものでは、外科的治療により根治が可能な場合があります。外科的治療をする際には、事前に病巣診断を行います。

●人間ドックのPET/CT検査を
人間ドックでは、通常の検診などでは選べない検査項目を受診することができます。特に近年需要が高くなっている項目が、脳を含む全身をターゲットとした「PET/CT検査」です。

●PET/CT検査(陽電子放出断層撮影)

人間ドックのPET/CT検査は「てんかん」発作後の診断にも有効!  
「がん」などの病巣を調べる「PET検査」に、コンピュータで身体の断面を画像化する「CT検査」を組み合わせた検査です。
がん等のPET検査では、がん細胞が糖質を多く消費する性質を利用して、体内でブドウ糖と似た動きをする放射性物質を注入します。これに全身の器官の状態をエックス線で断層撮影するCTをかけ合わせることで、それぞれ単独で行うより高精度な結果を得られます。「てんかん」の外科的治療に希望が持てる方には非常に有意義な検査となるはずです。

人間ドックではひとりひとりの状況に合わせて、さまざまな検査を組み合わせます。
確定診断までコースで受診できるのは人間ドックならでは。特に忙しい社会人の方や、遠方の病院での受診を検討している方には、一度にまとめて検査を受けられる人間ドックがおすすめです。