空腹は健康の元だった!話題のオートファジーとは?

コラム

 みなさんは、オートファジーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?別名自食作用と呼ばれ、健康やダイエットに役立つということがわかってきました。このオートファジー作用を引き起こすためには、空腹状態が必要ということもわかっています。ここでは、オートファジーのメリットや効果、ダイエット法について紹介しています。

オートファジーとは

 オートファジーとは別名自食作用とも呼ばれています。簡単に言うと、細胞が飢餓状態になったときに自身がタンパク質を食べて、細胞を再利用するという仕組みです。こうすることで、不要なタンパク質を細胞が食べてくれて、新しい細胞が生まれ変わってできる作用が生まれます。普段の食事で足りないタンパク質を、このオートファジーによって補っているといわれています。
 細胞は主にタンパク質で作られています。日々の生活で古くなってしまうものも出てきます。古くなったタンパク質は外に排出されるのですが、排出できなかったタンパク質は、細胞内に蓄積されてしまい、細胞が弱り、病気の原因になってしまうこともあるのです。しかし、オートファジーを活性化させることで、細胞が新しく生まれ変わるので健康な体を取り戻すことができます。

オートファジーダイエットとは

 最近注目されているのが、このオートファジーの作用を使ったダイエット法です。やり方はシンプルで、1日8時間の間に食事を全て済ませると言う方法です。1日24時間のうち、8時間ですべての食事を済ませ、残りの16時間は何も食べず、空腹状態を作っておきます。こうすることで、オートファジーの作用が活性化し、ダイエットや健康につながると言われています。
 なぜ空腹状態が必要なのかと言うと、オートファジーは十分に栄養がある状態では働かないのです。食べ物を食べてから10時間経つとエネルギーとして使われ始めるのですが、16時間経ち飢餓状態になると、オートファジーが活性化することがわかっています。

オートファジーダイエットのやり方

 オートファジーダイエットのやり方として、人それぞれのライフスタイルに合わせて食事の時間を組み込むことができます。
 例えば、朝食をしっかり食べたい人であれば、朝8時に朝食を食べ、夕方の16時までにすべての食事を済ませます。朝食を食べずに過ごす人は、11時や12時にランチを食べ、夜19時までに全ての食事を済ませます。どうしても16時間の間に空腹が我慢できない場合は、ナッツやヨーグルトを食べると効果的に痩せることができます。必ず我慢しなければならないと言うわけではないので、どうしても16時間が難しい人は、12時間断食から始めてみたり、週に2回だけ実行してみたりと徐々に体をならしていくと良いでしょう。

オートファジーダイエットのメリット

 オートファジーダイエットのメリットとしては、内臓を休めることができるので、内臓の動きが良くなりデトックス効果や、腸内環境の改善、免疫力の上昇などがあります。
 また、空腹時間を長く作ることで血液中の糖質や脂質が減ります。そうすると脂肪が分解され、エネルギーとして使われるため、内臓脂肪や皮下脂肪が減少します。
 空腹時間をたくさん設けるとオートファジーが活性化するので、体調不良や老化がなくなり健康的な体を手に入れることができます。また、規則正しい生活になるため、生活習慣病の予防にもつながります。

まとめ

 ここまでオートファジーのメリットや、オートファジーダイエットの方法などを紹介してきました。1日8時間の間に食事を済ませると言う方法で、カロリー制限や、食べ物の制限がないので、ストレスなく始めることができます。もちろん食べ過ぎは良くありませんが、しっかりと空腹時間を作ることでオートファジーが作用し、健康的で太りにくい体を手に入れることができます。ぜひ皆さんもオートファジーダイエットを取り入れて、若々しく健康的な体を手に入れてみませんか。

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