メンタルヘルス不調とは?原因や症状も解説

コラム

「最近寝ようと思っても眠れない」「理由もないのに、不安なことがたくさんある」こんな思いを抱えている場合、メンタルヘルス不調が原因かもしれません。
メンタルヘルス不調は放っておくと、ますます悪化してしまうことがあるため注意が必要です。
「何かおかしいな……」と気付いたときに早めに対策をすることで、長引かずに回復することが見込まれます。
本記事では、「メンタルヘルス不調」について解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

メンタルヘルス不調とは?

メンタルヘルス不調とは「精神的な健康の不調のこと」で、体に明らかなケガや病気などの異常がみられないのに、吐き気や眠れないなどの体調不良になってしまいます。
そのまま気付かないふりをして症状を放置してしまうと、症状が悪化してしまい回復にかなりの時間を要してしまうことも……
厚生労働省は2015年12月より、50人以上の従業員がいる企業には「年に1回以上のストレスチェックをしなければならない」というストレスチェック制度を義務づけました。
この制度が実施された背景には、仕事などによりストレスを抱え、メンタルヘルス不調で休業する者などが年々増加傾向にあったからです。
自分でストレスチェック表にチェックをすることで、ストレスの度合いを知ることができます。メンタルヘルス不調であるとわかった場合は、早期に医療機関に相談し、対策をすることが回復する一番の近道です。

メンタルヘルス不調の原因

メンタル不調の原因は以下のようなことです。
・ オーバーワーク
・ 人間関係のストレス
・ 子育て疲れ
・ 介護疲れ
・ 身体のケガや病気
・ 環境の変化

メンタルヘルス不調になりやすい人の特徴は、まじめで責任感が強い「必要以上に頑張ってしまう人」です。
疲れていても、周りに「疲れたと弱音を吐かない」など溜め込んでしまいがちで、自分でも気付かないうちにメンタルヘルス不調になっていることがありますので注意が必要です。

メンタルヘルス不調の症状

メンタルヘルス不調になると、次のような症状があらわれます。
・ 寝ようと思っても寝られない
・ 休んでもずっと疲れている
・ 理由もなく不安を感じる
・ お腹が空いた気がしない
・ 仕事や家事に集中して取り組めない
・ いつも気分が落ち込む

ほかにも、電車にのると息が苦しくなってしまったり、苦手な人と話をすると喉が詰まった感じがしたりすることもあります。
「何か良くわからないけれど調子が悪い」「変な病気かな?」と考える状態も、ストレスの一因となってしまうものです。「なにかおかしい……」と感じたら、医療機関に相談することで安心感を得られますよ。

メンタルヘルス不調予防方法は?

メンタルヘルス不調を未然に予防するためには、以下のようなことが効果的です。
・ 嫌だったことを愚痴る
・ もう限界の前に休む
・ お笑い番組などをみて腹の底から笑う
・ カラオケなどで大声を出す
・ 美味しいものを食べる
・ ゆっくりと湯船につかる
・ デジタルデトックスをする
・ 自分の好きなことだけをする時間をつくる

重要なことは、ストレスを発散させることです。嫌なことを愚痴る相手がいないときは、愚痴を吐き出すためのアプリなどがありますので、使ってみるのも手かもしれませんね。
また、家の外では人に気をつかうことが多いと思いますので、家で誰にも気をつかわずに自分だけの時間を過ごすことも有効的です。
ストレスを発散し、リラックスして、しっかりと休息をとることが、メンタルヘルス不調の予防につながりますので、ぜひお試しください。

まとめ

メンタルヘルス不調とは、ケガや病気のように目に見えてわかるものではありません。そのため、自分でも気付かないうちに心が疲れすぎている可能性があります。
一度、自分の心に目を向けてみてはいかがでしょうか?自分が今何を感じてどう思っているのかを客観的に見ることができれば、メンタルヘルス不調を予防したり、早期に改善したりする方法が見えてきます。また、無理に自分だけで解決しようとはせずに、家族や友人、医療機関などに相談してみるなど周りに助けを求めることも重要ですよ。精神的にも肉体的にも健康な毎日を過ごして、生活の質を向上させましょう。

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