サウナで「ととのう」!?サウナがもたらす体と心にうれしい効果

コラム

かつてサウナといえば「おじさんがこっそり楽しむもの」というイメージがありましたが、ここ数年、若い人・女性を中心にサウナ人気はどんんどん高まっています 。
この記事では、その人気の理由となる、サウナの驚くべき効果について解説します。

サウナの基本:「ととのう」ってどんな状態?

サウナとは、遠赤外線や蒸気などで高温に設定された室内で、体を温め発汗する温浴法ですが、通常、サウナ→水風呂→休憩(外気浴)の3ステップを1~3回繰り返します。
これにより、体が軽くなり、頭がすっきりとクリアになる感覚が得られます。この状態を「ととのう」と言います。
サウナに入った際の熱さや息苦しさ、水風呂の冷刺激によって交感神経が活性化され、続いて休憩を挟むことで今度は副交感神経が優位になります。その過程で脳内では幸せホルモンと呼ばれる「エンドルフィン」「オキシトシン」「セロトニン」などが分泌され、それらが「ととのう」感覚に繋がると考えられています。

サウナの種類

サウナの種類は様々ですが、温度や湿度の違いによって区別するのが一般的です。

● 乾式サウナ(ドライサウナ):
温度は約80℃〜100℃、湿度は10%程度です。温度が高く爽快に汗をかけることが特徴です。短時間で高い血行促進効果が得られます。

● 湿式サウナ(スチームサウナ・ミストサウナ):
湿式サウナには、室内を蒸気(スチーム)で満たした「スチームサウナ」、温水をミスト(霧)にして室内に噴霧した「ミストサウナ」があります。
温度は40℃〜60℃と低めで、湿度は約100%と高いのが特徴です。ゆっくりと体を温めるため、内側からじんわりと良質な汗をかくことができます。

● フィンランド式サウナ:
温度が約80℃、湿度15℃〜20℃と、乾式サウナと湿式サウナの間に位置します。
熱したサウナストーンに水をかけて蒸気(スチーム)を浴びる「ロウリュ」という入浴法が特徴です。アロマ水をかけて香りを一緒に楽しむこともでき、女性に人気です。

サウナの効果はこんなにたくさん!

サウナが体にとっていい理由は、なんといっても血流が良くなるからです。ですが、サウナの効果は血流によるものだけではなく、以下のようにたくさんあります!

● 血行促進で肩こり・腰痛の緩和、疲労回復
サウナに入ると血流はが安静時の2倍近く亢進すると言われています。血流がよくなると、体の隅々に栄養が届いて老廃物も洗い流されるため、疲労回復や冷え性緩和につながります。また、筋肉内の血流が増えることで、汗とともに疲労物質(乳酸)が排出されるので、肩こりや腰痛も緩和されます。

● メンタルの安定
サウナの3ステップを繰り返すことで、交感神経と副交感神経が交互に刺激され、自律神経が鍛えられます。また、上述のとおり、サウナに入ることで、エンドルフィンやセロトニンなどの幸せホルモンが分泌されることが科学的にも証明されています。

● 免疫力アップ
サウナに入ると熱のために細胞が傷ついてしまうのですが、その傷を修復するヒートショックプロテインというタンパク質が生み出されます。このタンパク質が増加すると細胞再生が活性化され、免疫力がアップすると言われています。

● 美肌効果
サウナに入って大量に発汗すると、皮脂・メラニン・老廃物などの排出が促進されます。また、ヒートショックプロテインによる肌の修復作用も期待できます。

● 快眠効果
血流が亢進し大量の汗をかくため、運動している時と同じぐらいの疲労感があり、良質な睡眠につながります。

まとめ

気になりつつも、まだサウナデビューしていないという方は、ぜひ一度、お近くのサウナを探して試してみてはいかがでしょうか?
体にも心にもメリットたくさんのサウナを、ぜひ生活にとり入れ楽しんでみてください!

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