幸せホルモンとは?効果や出し方を解説

コラム

「最近、幸せホルモンと耳にする機会があるけど何のこと?」「幸せホルモンって何をすれば出てくるの?」「幸せホルモンにはどんな効果があるの?」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、幸せホルモンの効果や出し方について解説していますので、幸せホルモンが気になる方は参考にご覧ください。

幸せホルモンの効果

幸せホルモンとは、脳内の神経伝達物質のことで、種類は以下の3つです。
・ オキシトシン
・ セロトニン
・ ドーパミン
それぞれどんな効果があるのか解説していきます。

オキシトシン

オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれており、赤ちゃんが母乳を飲むときに母親の乳首を吸うと分泌され、母乳を出やすくするホルモンとして知られています。他にも、子どもを抱きしめたり恋人と楽しく会話をしたりして、愛情を感じたり楽しい気持ちになったりするとオキシトシンが分泌されることがわかっています。
オキシトシンの主な効果は以下のとおりです。
・ 集中力が上がる
・ 学習意欲がわく
・ 前向きになる
・ 不安が軽減される

セロトニン

セロトニンを作る素となるのは、トリプトファンという必須アミノ酸です。必須アミノ酸とは、体内で作ることができないために、食事から摂取する必要があるアミノ酸のことを言います。
食事から摂取したトリプトファンを用いて、脳内で神経伝達物質となったセロトニンには以下のような効果があります。
・ 精神状態を安定させる
セロトニンが低下すると、攻撃的になったり不安を感じたり、うつ状態になってしまうなどの症状が現れると言われています。

ドーパミン

ドーパミンは、報酬が得られて欲求が満たされたときに活性化します。勉強や仕事などで達成目標にむかって頑張った結果、目標をクリアしたりほめられたりすること(報酬)で、幸福感を感じ「もっと頑張るぞ!」という気持ちになります。
ドーパミンによる効果は以下のとおりです。
・ やる気が上がる
・ 集中力が上がる
・ ポジティブになる

幸せホルモンの出し方

幸せホルモンは、意識することで効果的に出すことができます。
3種類の幸せホルモンの出し方をそれぞれ解説していきます。
・ オキシトシン
オキシトシンは心を許せる友達や家族、恋人やペットとのスキンシップにより分泌されることがわかっています。
手をつないだり抱きしめたり、また楽しく会話をすることでオキシトシンを分泌することができます。

・ セロトニン
効果のところでも解説しましたが、セロトニンは食事により、必須アミノ酸のトリプトファンを摂取する必要があります。
トリプトファンは、バナナや牛乳・チーズなどの乳製品、豆腐や味噌などの大豆食品に多く含まれています。
セロトニンは朝から日光を浴びて体内時計を整えることで、睡眠に最適な夜間に、睡眠を誘導するホルモンのメラトニンに変わります。メラトニンの効果による質の良い睡眠をとることで、自律神経のバランスも整えることができます。

・ ドーパミン
ドーパミンは欲求が満たされることで分泌されますので、簡単に成功体験が得られそうなものを順にこなしていくと良いでしょう。スモールステップで成功体験を得ることで、やる気を下げることなく目標にたどり着くことができます。

まとめ

幸せホルモンには、私たちが毎日楽しく幸せに過ごすための、とても大切な役割があります。例えば、成功体験を得ることで分泌されるドーパミンには、もっと先まで頑張ろうというやる気を湧き起こす力があります。
幸せホルモンの分泌が低下してしまうと、攻撃的になってケンカが絶えなかったり、精神状態が安定せずにパニック障害になったりする可能性も考えられます。
幸せホルンモンの分泌を低下させないように、幸せホルモンを効果的に出して、幸せや愛情を感じられるような日々を過ごしていきたいですね。

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