新生活でストレスが起こる理由とは?

コラム

新社会人、新入生など、春は新しい生活が始まる人も多い季節ですね。新生活は期待も大きいぶん、不安も多く感じると思います。
今回は、新しい環境で起こりやすい体の不調の原因と、おすすめの対策について紹介していきます。

起こりやすい症状とその原因

ストレスによって引き起こされる症状は、主に消化器系と全身症状が特徴です。人間をはじめ動物は安定を好み、変化を好まない性質があります。
そのため、環境の急激な変化は、良い変化であっても悪い変化であってもストレス要因となり、自律神経が乱れてしまうのです。自律神経には活動しているときに働く交感神経と、休息しているときに働く副交感神経の2種類があります。そして、これらの神経のバランスによって活動状態と休息状態を切り替えているのです。
ストレスによって緊張状態が続くと、神経の切り替えが上手くいかなくなり、消化器官の働きが鈍ったり、内臓の知覚過敏が起こったりしてしまいます。
また、春は天気が変わりやすく大きな寒暖差が短い周期で訪れるため、体調を崩しやすい時期であるのです。

おすすめのストレス対策 行動篇


新生活のストレス症状の原因は、主に「緊張状態」「自律神経の乱れ」が原因であることが多いため、それを緩和する対策を紹介します。
緊張をほぐすためには、ハーブティーを飲む、深呼吸や瞑想をする。血行を促進するためには、ストレッチやヨガ、ウォーキングなどの軽い運動をする。
自律神経を整えるには、目覚めてすぐに朝日を浴びる、寝る前にぬるま湯にゆっくりつかる。緊張すると血行が悪くなるため、血行を良くして緊張をほぐすこともできます。また、運動で全身の筋肉を刺激するとドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった幸福感や積極性などを司るホルモンも放出され、心理的にも良い効果がもたらされるのです。乱れてしまった自律神経を整えるには、寝る前に39~40℃程度のぬるま湯に15~30分程度つかりましょう。
心理的な負担を軽減するためには「笑うこと」「何もしない時間を作ること」も大切となります。

おすすめのストレス対策 メンタル篇


次に、どのような心持ちでいると良いのかを紹介します。一つ目は、なんとかなるという気持ちを持つことです。新生活というのは住む場所や人間関係等、未知の世界が広がっているものです。こういうときは誰でも、慣れないことをしていくわけですから不安になってしまいますよね。心理学で「予言の自己成就」というものがあるのですが、そう思えば人間はそのように行動するというものです。つらくなったときはまず、「今はつらいけれど、誰でも最初はつらくなるし当たり前。
「そのうちなんとなかる」と考えを変えるようにしてみると良いでしょう。
二つ目は、変化しない部分を作るということです。新生活でかかるストレスは、変化に対して適応しようとする負荷によって起こってしまいます。
そのため、変えなくていい部分に対してはなるべく変化をしないようにすると、負担を軽減できるのです。例えば通勤、通学中はいつも聞いていたお気に入りの音楽を聴いたりゲームをしたりする、家族や友人と接して連絡を取る時間をしっかり確保する、いつも見ていたテレビやいつも食べていた料理、部屋の小物等々前から使っていたものを用意するなど、馴染みのものに触れることでストレスが軽減できます。
三つ目は、自分なりのリラックスするための手段を身につける、ということです。ストレスを解消するには、例えば休日には思い切り羽根を伸ばしたり、趣味に打ち込んだり、散歩などの軽い運動をしたり、十分な休息を取る、好きな音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入る等の自分の心身をリラックスすることに時間を使うと、ストレスが軽減していきます。

まとめ

ここまで、新生活でストレスが起こる理由を紹介していきました。新生活はとてもストレスがかかりますし、精神的に不安定にもなってしまいます。
自分に合ったストレス対策を見つけ、楽しい新生活を送りたいですね。

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