骨盤を正して健康に!ストレッチ方法を紹介

コラム

普段の生活の癖が出てしまう部分は、骨盤です。姿勢が悪かったり歩き方が崩れていたりするとすぐに歪んでしまい、さまざまな症状をもたらします。ここでは、骨盤の歪みの原因や、正しい位置に戻すストレッチ方法などを紹介しています。

骨盤が歪む原因

 骨盤が歪む原因は、日々の生活習慣に隠されています。座っている時足を組む人やヒールの靴を履く機会が多い人は骨盤が歪んでいる可能性が高いです。また、足を組むときに組みやすい足がある人も骨盤が歪んでいます。足を組むと背骨が傾き、片方でバランスをとろうとするために骨盤が歪んでしまいます。また、ヒールを履くとバランスを保とうとして骨盤が歪みます。その他にも、片足重心で立つ人や、肩掛けカバンを左右均等ではなくどちらかに偏って持っている人は骨盤が歪みやすいです。

骨盤が歪むと起きる症状

 骨盤の歪みは、骨盤内の血管が圧迫されてしまうため様々な症状が起きてしまいます。血行不良になり冷え性や、腰痛・肩こりなども引き起こします。
 まず、骨盤が前に傾いている骨盤前傾の人は、腰痛や肩こり、頭痛、冷えやむくみの症状が現れます。また、下っ腹が出てしまったり、お尻が垂れたり、X脚になったりという体型にも影響が出てしまいます。
 骨盤が後方に傾いている骨盤後傾の人は、猫背になりやすく腰痛、肩こり、ヘルニア、脊柱管狭窄症、しびれなどの症状が出る可能性があります。また、目が疲れやすくなる、頭痛、自律神経の乱れやすくなるなどの症状ご現れます。骨盤がずれているということは、体幹が使えていないということになります。代謝が落ちるため痩せにくくなるという悪影響もあるのです。

骨盤を正すことによるメリット

 骨盤を正確な位置に戻すことにより、多くのメリットがあります。まずは、血行が良くなるため代謝が上がり、痩せすい体質になります。もちろん、腰痛や肩こり、頭痛、ヘルニア、脊柱管狭窄症、痺れの解消にも繋がります。
 ダイエットを頑張っても、上半身だけが痩せて下半身が全く痩せないという人もいると思います。もちろん生まれつきの骨格や体質もありますが、骨盤の歪みも大きく影響しています。骨盤が歪むということは、下半身の筋肉が正しく使えていない証拠です。骨盤の歪みが無くなると正しい筋肉の使い方ができ、余分なところについていた筋肉がなくなります。そのため、脚やせにもつながります。その他にも便秘改善や、内臓の動きが良くなる効果もあります。

骨盤のストレッチ方法①

 まずは足を前後に開いて、後ろ足を椅子にのせます。そして、前の足を伸ばしていきます。このときに、太ももが伸びるよう意識して股関節をのばすと、効果が倍増します。気をつける点は、上半身を真っ直ぐにして行うことです。前のめりの姿勢になってしまうと効果が無くなってしまうので注意してください。これを30秒かけてやり、合計3セット行います。

骨盤のストレッチ②

 猫背改善にも繋がるストレッチです。まず大きめのタオルを丸めて、お尻の少し上辺りに敷いて仰向けに寝ます。足を八の字にして、親指を重ねます。手は上に伸ばし、手の甲同士を重ねてください。この体制を5分間続けましょう。

骨盤のストレッチ③

 ヒップアップにも効くトレーニングです。まず仰向けに寝て、足を肩幅くらいに広げてヒザを真っ直ぐに立てます。そして、片足を真上に、まっすぐ上げます。骨盤の左右のバランスを取るように意識しましょう。一直線になるようにして、お尻をもち上げ、引き締めて力を入れたままキープします。そしてゆっくりおろしていきましょう。これを10回3セット行います。

まとめ

 骨盤の歪みが無くなると、ダイエット効果や冷え性の改善、便秘の改善などメリットがたくさんあります。1日に少しでも良いので、ストレッチを続けると必ず歪みは改善していきます。朝起きたときやお風呂から出た後など、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

関連記事一覧