登山は健康に良い!その理由を紹介

コラム

暑い季節が過ぎ秋が近づくと、綺麗な紅葉が広がります。そんな時期に登山をしてみたいという方も多いのではないでしょうか?実は登山はとても健康に良いことがわかっているのです。今回はその理由を紹介していきます。

登山が健康に良い理由

実は登山は、筋トレと有酸素運動を同時にできるトレーニングになります。だからこそ、体力作りにぴったりなのです。有酸素運動をしようと思ったときに、ウォーキングを選択する方は多いと思います。確かに気軽に始められますが、平坦な道を歩くウォーキングでは、新たな筋肉をつける効果はあまり期待できません。今ある筋肉を維持するための運動なのです。一方、登山では下半身の筋肉に大きな負荷がかかって、筋トレと同じような効果を得ることができるのです。特に、お尻や太ももなどの筋トレとして有効です。有酸素運動の観点でも、ウォーキングより効率的に脂肪を燃焼できるという効果もあります。

登山によってもたらされる6つの効果

登山による健康への効果は、主に6つあります。一つ目は、有酸素運動によるカロリー消費です。登山では、朝から夕方まで歩くことが多いですよね。長時間歩くことでエネルギーを消費して脂肪が燃焼されるため、多くのカロリーを消費することができます。具体的には、標高差が300mつくごとに、約500calを消費できます。たとえば、355mある高尾山に登るとします。約500calの運動代謝量に、約1,300calの基礎代謝量が加算されることで、男女平均でおよそ1,800cal程度消費できるという計算になります。富士山の場合は、約2,700calの運動代謝量に、約1,300calの基礎代謝量が加算されて、およそ4,000calも消費できます。個人差はありますが、一度の登山で、非常に多くのカロリーを消費できることが分かりますね。
二つ目の効果は、基礎代謝量が上がることです。基礎代謝というのは体温調節や内蔵機能の働きなどに必要なエネルギーで、生命維持に欠かせないものです。登山の全身運動によって、筋肉量が体の中でも特に多い、おしりや太ももを重点的に鍛えることができます。その結果、全身の筋肉を使うことで、臓器の機能向上にもつながり、基礎代謝もアップするのです。
三つ目の効果は、病気の予防に繋がるということです。登山によって全身を動かすことで、内蔵の働きも活発化しますよね。その結果、コレステロール値や血糖値などが下がることが期待でき、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながるのです。まや、登山によって心臓に適度な負担がかかると、血液の循環がよくなり、血管の疾患や動脈硬化などの予防にも繋がるのです。
四つ目の効果は、免疫力の向上です。一日中筋肉を動かすことで、腸に多くの血液が流れ込みます。免疫力を高めるためには、腸内で善玉菌を作ることが必要です。この善玉菌を作るためには、腸の働きを活発化させる必要があり、登山によって体を動かすことで、免疫が向上するのです。
五つ目の効果は、乾燥肌の改善です。実は有酸素運動は老化を早めてしまいます。しかし激しい動きがない登山は体にやさしく、アンチエイジング効果があります。血流が改善されることで、肌に栄養が行きわたり、美しい肌をつくることもできるのです。
六つ目の効果は、食欲増進・質の高い睡眠効果です。長時間全身を動かす登山では、多くのカロリーを消費し、食欲が湧きます。登山の後には、ぜひタンパク質や糖質、脂質、ビタミンやミネラルを摂取し、バランスの良い食事をしてみてください。エネルギーを消費することで体力も照応するので、質の高い睡眠が取れます。

まとめ

ここまで、登山が健康に良い理由を紹介してきました。筋力アップや免疫力アップ、病気の予防まで、多くの効果があることがわかりましたね。ぜひこの機会に登山をしてみてはいかがでしょうか。

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