有酸素運動のやりすぎに注意!筋肉が落ちる!?

コラム

 日常的にウォーキングやランニングを取り入れている人は多いと思います。しかし日々走っている中で、筋肉がどんどん落ちてしまうという声があります。マラソン大会に向けてのトレーニングや健康管理でジョギングやランニングをしているのに走ることで筋力が落ちてしまえば全く意味がありませんよね。今回は、なぜ走ることで筋肉が落ちてしまうのかについて、理由と対策を紹介していきます。

本当に有酸素運動で筋肉が落ちてしまうのか?

 実は残念ながら本当なのです。これは元々ある筋肉量に関係してくるのですが、例えば一般的なランナーが普段ジョギングやランニングをする場合はそこまで影響はないです。逆に普段からウエイトトレーニングをしていて、元々の筋肉量が多い方が主に影響してきてしまいます。短い距離を走る場合の『無酸素運動』の際は、筋肉量が減る心配はありませんが、ランニングやマラソンなどの長い距離を走る『有酸素運動』の場合は筋肉量が減ってしまうのです。有酸素運動の場合、脂肪は減少されまずが、それと同時に筋肉量が多いと一緒に減少してしまいます。逆に筋肉量が少ない方や運動不足の方は、ジョギングやランニングをすることで筋肉量が増えていきます。

有酸素運動をすると筋力が落ちる原因


 マラソンなどの長距離を走る際の有酸素運動で使うエネルギー源は、糖質や脂質に加え、筋肉を作るアミノ酸で構成されています。走り始めの段階では、糖質や脂質がエネルギー源として働きますが、長時間走り続けることで糖質や脂質が減少してしまうと、それを補うために筋肉を作る元でもあるアミノ酸が働き始めるのです。これが、走る事で筋肉がおちてしまう原因の一つです。また、有酸素運動は脂肪を燃焼するため、食生活も関係しますが継続的に行うことで太る事はありません。ただ、この有酸素運動に取り組むことで、基本となる筋肉を作る筋トレなどの無酸素運動の割合が落ちて筋力が落ちてしまうということも考えられます。また、必要なエネルギーの不足による筋肉量の低下も考えられます。
糖質や脂質などが減少することで、筋肉の源となるアミノ酸が使われてしまいますが、もともと糖質や脂質が少なすぎるまま走ってしまうと、早期にアミノ酸が使われ始めてしまうのです。すると、そこまで長い距離を走っていないのに筋肉減少が起きてしまう可能性もあるのです。特に、身体を絞るために筋トレをしてランニングをしている方は注意が必要です。糖質制限や体脂肪を落とそうとしているため糖質と脂質が少ないので、筋トレをして筋肉をつけても、長時間のランニングをしてしまう事で筋トレが意味のないものになってしまうかもしれません。

筋肉量を落とさないためには


 筋肉量を減らさずにランニングやマラソンをおこなう方法は、『有酸素運動』と『無酸素運動』のバランスが一番重要です。筋肉量が多い方は長い距離を定期的に走ることは避け、仮に走ってしまった場合は、無酸素運動の筋トレなどでカバーすることが大切でしょう。また、同じ日に有酸素運動と無酸素運動をする場合は、筋トレなどの無酸素運動を先にしてから、ランニングなどの有酸素運動を行うと効果的です。というのも、ランニング後に筋トレをしてしまうと、エネルギー源が不足しているため、その状態のまま筋トレをしても効率よく筋肉をつけることができないのです。筋トレなどの無酸素運動を先にすることによって質を高めることができ、筋肉も効率よくつけることができるようになるのです。

まとめ


ここまで、有酸素運動によって筋肉量が現象してしまう原因について紹介してきました。せっかく筋トレをしていても効果がないなんて悲しいですよね。
ぜひ参考にして、バランスよく運動し、効率的に美しい体を手に入れてみてはいかがでしょうか。

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