昼寝は健康に良い!その理由を紹介!

コラム

保育園や幼稚園で設けられている昼寝の時間。実は最近会社でも昼寝の時間を設けているところが増えてきています。それは、昼寝が人間にとって必要なことだとわかってきたからなのです。そして昼寝にも正しい方法や時間があります。あやまった仮眠をしてしまうと逆効果にもなりえます。そこでここでは、昼寝が健康に良い理由を紹介していきます。

大人にも昼寝が必要な理由

昼食後に眠気が襲ってきて仕事がはかどらないという経験は誰しもがあると思います。眠気と戦いながら仕事をしていると、集中力が低下してミスが起きやすくなってしまいますよね。
スペインやアルゼンチンには「シエスタ」という昼寝の時間を取る習慣があり、昼寝をすることで、午後の仕事や学校での勉強を短時間でも効率よく行えるようになると言われています。
昼食後に眠くなることは、誰にでも起きる現象で、食後の消化吸収を助けるために全身の血液が胃腸に集中し、脳の血流が少なくなるためです。また、日々の睡眠不足や栄養の偏りなども原因となっています。
このようなことが起こりやすい現代社会では、とくに昼寝は必要なのです。

昼寝の効果

昼寝の一つ目の効果は、学習能力の向上です。睡眠不足の状態だと、集中力が記憶力、注意力などが低下してしまいます。
近年では、小中高校でも10分~15分程度の昼寝を導入するところが出てきていて、頭がすっきりして集中力がアップすることがわかっています。
二つ目の効果は、記憶力の強化です。睡眠は、体や脳を休めるだけでなく、脳内の情報を整理したり記憶を定着させたりしています。
テストの前に徹夜で勉強をして覚えたことは、テストで見たり聞いたりした情報の刺激を受けて忘れてしまうので、大学受験のための模擬テストの1つ1つは、勉強の後に一旦睡眠を取った方が身に付くとも言われています。
三つ目の効果は覚醒作用です。眠くなった時にはコーヒーを飲んだり、ガムを噛んだりすると目が覚めますよね。
その他に目を覚ます方法として仮眠は効果的です。昼に15~20分程度の仮眠を取ることは、脳を覚醒させ、健康のためにも良いのです。
脳が覚醒することで作業効率もよくなるので、だらだらと作業をしてしまうようでしたら思い切って30分仮眠をとり、そのあとに集中して作業する方が結果的に効率よく作業ができるようになります。

正しい睡眠のとり方

昼寝は健康や記憶力の強化にも良いですが、長時間の昼寝は逆効果とも言われています。
厚生労働省が2014年に策定した「健康づくりのための睡眠指針」では、午後3時前の20~30分が午後の眠気を覚ますリフレッシュの方法とされています。
また、眠りに入りやすくするには、灯りを暗くし、1人きりになれるスペースで過ごすのがよいでしょう。職場に仮眠室や休憩室などがあれば利用した方がよいです。
また、アイマスクを使ったり、机にうつ伏せの状態になったりすることで眠りに入りやすくなりますよ。
そして実は、昼寝前はコーヒーを飲むと良いです。コーヒーを飲むと眠れなくなるという印象がありますが、カフェインが体に吸収されるまでには時間がかかります。20~30分くらい仮眠の場合、仮眠前にコーヒーを飲むとスッキリと目覚めることができるのです。最近ではコーヒーと仮眠室を提供しているカフェなどもあるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ここまで、昼寝は必要な理由やメリット、正しい昼寝の方法を紹介してきました。
短い昼寝は記憶力や集中力もアップさせてくれるため、仕事や勉強にはもってこいの効果があることがわかりましたね。
ぜひ毎日の昼寝の時間を通して、快適な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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