季節の変わり目に注意したい春バテとは?症状や原因を解説

なんとなく体が重い、疲れやすいと感じることはありませんか?それは「春バテ」かもしれません。
本記事では、春バテの症状や原因、そして今日からできる予防法についてご紹介します。
春バテの主な症状
春バテとは、春の気候や生活環境の変化により、心身に不調が現れる現象のことです。
自分では気づかないうちに、心身にさまざまな影響を与えます。春バテによく見られる主な症状は以下の7つです。
自分に当てはまる症状がないか、チェックしてみましょう。
1. 朝起きても疲れが取れない
2. 日中ずっとだるさや疲労感を感じる
3. 夜眠れない、睡眠の質が低下する
4. イライラしやすい、気分が落ち込む
5. 食欲がわかない、胃腸の調子が悪い
6. 痛や肩こり、めまいを感じる
7. 集中力や意欲が低下する
これらの症状が続くと、仕事や家事、学業にも影響が出てしまいます。なんとなく「体調が悪い」と感じるときは、春バテを疑ってみてもいいかもしれません。
春バテになる4つの原因
春バテは、いくつかの要因が重なって起きることが多いです。症状を改善するためにも、まずは原因を知ることが大切です。
1.寒暖差による自律神経の乱れ
春は、日中と朝晩の気温差が大きくなりがちです。急激な気温変化に体が対応しようとして、自律神経が過剰に働き、疲労がたまりやすくなります。
2.生活環境の変化やストレス
進学・就職・転勤などによる新しい生活環境への適応は、心身に大きな負担をかけます。知らず知らずのうちにストレスがたまり、体調に影響を与えることも少なくありません。
3.気圧の変動による影響
春は、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節です。気圧の変化により自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなります。
4. 花粉や黄砂などの外的刺激
花粉症や黄砂によるアレルギー反応は、体力を消耗させる原因のひとつです。免疫機能の低下とともに、心身の不調を引き起こしやすくなります。
春バテを防ぐ7つの生活習慣
春バテを予防・改善するためには、日々の生活を少し意識するだけで効果が期待できます。
今日から取り入れられる、簡単なセルフケアを生活の中に取り入れていきましょう。
1.朝日を浴びて体内時計をリセットする
朝起きたらすぐにカーテンを開け、5〜10分ほど日光を浴びましょう。朝日を浴びることで体内時計が整い、自律神経のバランスが安定しやすくなります。
2.規則正しい生活リズムを心がける
2.規則正しい生活リズムを心がける
毎日できるだけ同じ時間に寝起きし、朝食をしっかりとる習慣をつけましょう。夜はスマートフォンやパソコンのブルーライトを避け、リラックスした状態で眠りにつくことが大切です。
3.適度な運動を取り入れる
ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなどの有酸素運動は、自律神経を整えたり、ストレス軽減したりすることにも役立ちます。無理のない範囲で、体を動かす時間を作りましょう。
4.ぬるめのお風呂に浸かる
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かると、副交感神経が優位になり、心身がリラックスしやすくなります。入浴後は読書や軽いストレッチなどをして、ゆったりとした時間を過ごすのがおすすめです。
5.バランスの良い食事を心がける
エネルギー代謝を助けるビタミンB群(豚肉、納豆、卵、玄米など)や、神経のバランスを整えるマグネシウム(アーモンド、海藻、バナナなど)を意識的に取り入れましょう。暴飲暴食を避け、胃腸への負担を減らすこともポイントです。
6.気温差への備えをする
寒暖差に備えて、脱ぎ着しやすい服装を心がけたり、外出時に羽織るものを持ち歩いたりすると、体への負担を軽減できます。
7.ストレスをためない工夫をする
趣味の時間を大切にしたりリラックスできる時間を意識的に作ったりすることも、心の健康に大きな効果があります。
まとめ
まとめ
春バテは、誰にでも起こる可能性のある季節特有の不調ですが、ちょっとした生活習慣の工夫で予防・改善することができます。朝日を浴びたり生活リズムを整えたり、セルフケアを意識して、心地よい毎日を過ごしましょう。