朝ごはんの役割とは?簡単な朝ごはんもご紹介します

コラム

「朝ごはんは必ず食べましょう」と、何度となく言われたことがあるのではないでしょうか。
しかし、時間に追われていて「朝ごはんを食べない」という方は多いと思います。また、朝ごはんを何で食べる必要があるのか、よくご存じで無い方もいるかもしれません。
そこで、本記事では朝ごはんの役割や、おすすめの朝ごはんを紹介していきます。

朝ごはんの役割

朝ごはんは、一日を元気に過ごすスタートダッシュを決めるための重要な役割を担っています。
ここでは、朝ごはんの持つ役割についてご紹介していきます。

体内のリズムを整える

人間の体は、1日周期でリズムを刻む体内時計が備わっています。しかし、実は、人間の体内時計の周期は24時間よりも若干長く、毎朝、体内時計をリセットする必要があるのです。リセットする方法は、「朝の光をあびる」ことと、「朝ごはんを食べる」こと。
この2つのことによって、脳に刺激を与えることで、1日の体内のリズムを整えることができるのです。

集中力をアップさせる

人間は、寝ているときにも脳のエネルギーを消耗しています。そのため、朝起きた時の脳のエネルギーは空っぽです。朝ごはんを食べずに学校や仕事へ行った場合、脳が通常通りに働くことができずに、イライラしたり集中ができなかったりします。朝ごはんを食べることで、脳はエネルギーを補充し、集中力をアップさせることができるのです。

生活習慣病を予防する

朝ごはんを欠食することは、肥満や高血圧、脳卒中などの生活習慣病を発症するリスクとなります。これは欠食により食事回数が減ることで、代謝が悪くなったり、空腹により血圧が上昇してしまうことが原因です。このことから、毎朝朝ごはんをとることで、生活習慣病を予防する効果があると言えるのです。

朝ごはんで取りたい栄養素

元気な一日を過ごすために、朝ご飯が大切なことをご紹介してきましたが、食べれば何でもいいというものでもありません。朝ごはんの時に積極的に摂取して欲しい、体が必要としている栄養素がいくつかありますので、ご紹介していきます。

炭水化物

眠っているときにも脳がエネルギーを消耗しています。この脳のエネルギーを補給するのに必要な栄養素はブドウ糖です。ブドウ糖は、炭水化物が分解されることによりできるものですから、特に朝は炭水化物を積極的にとりましょう。

タンパク質

タンパク質は筋肉や臓器を作るのに必要な栄養素です。タンパク質の摂取量は夜が最も多く、朝は不足しがちな傾向にあります。タンパク質は貯めておくことができないため、朝のタンパク質が足りないと、筋肉を維持することが難しくなってしまいます。さらに、タンパク質が持つアミノ酸のうち、「システイン」が体内時計を調整するために役立つことがわかっています。このことから、朝からタンパク質を十分に摂取することはとても重要です。

ビタミン・ミネラル

ビタミン・ミネラルは、ブドウ糖やタンパク質の分解や合成を助ける役割があります。そのため不足すると、この働きがうまく行われなくなってしまいます。ビタミンとミネラルは、ほとんど体内で作られませんので、食事から摂取することが大切なのです。

おすすめの朝ごはん紹介

忙しい朝に、しっかりと栄養を考えた朝ごはんを準備する時間が無い!という方は多いと思います。
ここでは手軽にとれる朝ごはんを紹介していきます。

 納豆ご飯にネギ+味噌汁+フルーツ
 ご飯に梅干し+冷ややっこにしらすとネギ+フルーツ
 食パン+ベーコンエッグ+フルーツ
 シリアルやグラノーラ+牛乳

味噌汁は前日の残りやレトルトのものでもかまいません。また、ネギなどの薬味は刻んだものを冷凍しておけば、いつでも使うことができます。前日のおかずやサラダを多めに作っておいて、朝から食べるだけでも十分です。手間がかからないようにも上手に工夫することで、貴重な朝の時間でも、時間をかけずに朝ごはんを摂ることができます。

まとめ

朝ごはんについて紹介してきました。また手軽にとれる朝ごはんも紹介しました。朝ごはんは毎日違うものを食べずに、ルーティーン化することも、時間を節約することができるのでおすすめです。毎朝、朝ごはんを食べて、一日をパワフルに過ごしましょう。

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