健康的な真のダイエットとその方法とは?

コラム

〝ダイエットしなきゃ〟という思いがストレスになって、食べることが楽しめなくなってしまったり、頑張ってやせてもすぐにリバウンドしてしまったりという方は多いと思います。しかし、実は間違った認識だった、という場合も多いのです。今回は真のダイエットについて紹介していきます。

真のダイエットとは


ダイエットには多くの人が苦い経験をしている人は多いと思います。しかし、本来ダイエットとは単にやせることではなく、健康になるためのものなのです。ダイエットが本当に必要かどうかは、健康診断の検査結果など客観的な視点から検討することが大切です。最近の研究で、食べたい物を食べられないストレスが、ダイエット失敗の原因であることも分かっています。つまりストレスを生み出さないためには、バランスよく食べながらのダイエットが最も有効なのです。自分に合った健康方法こそが、真のダイエットなのです。

ダイエットに有効な時間栄養学とは


ダイエットを効果的に行うには、食べる物だけでなく、食べる時間を考えることが大切なのです。私たちの体には体内時計がセットされています。この時計をコントロールしているのが時計遺伝子という時間を感知する遺伝子なのです。時計遺伝子の中には、体内の脂肪蓄積にかかわる遺伝子があります。この遺伝子は朝・昼は量が減り、夜10時から午前2時の間に増えるという性質があるのです。この性質を食生活に利用すると、昼間は多少食べ過ぎても脂肪は蓄積されにくく、逆に、夜10時以降に食べてしまうと、脂肪として蓄積されやすいという特徴もあります。体内時計のメカニズムから見ても、夜遅くの食事はやはり太りやすいということがわかりますね。

一生ものの食事術を身につける方法


実際に、1週間、1カ月と短期戦で臨むダイエットは、結局リバウンドして元通りという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。しかし人間の体は具体的な効果が出るまで約3カ月かかるため、長期戦で臨む必要があるのです。肝心なのが、やはり食生活です。目指すべきは、無理をせず、食べることを楽しみながら行う健康的なダイエットなのです。健康的な食事の基本は、〝野菜を中心とした栄養バランスのよい献立〟です。見た目に彩りのよい食事になるよう心がけるだけで、野菜を自然と取り入れることができ、栄養バランスも整い、心身共に満たされイライラして過食をすることもなくなるのです。
女子栄養大学により確立された「四群点数法」おいう、食品の栄養に詳しくない人でも、栄養バランスのとれた食事が摂れる画期的な方法があります。栄養素が似ている食品を4つのグループに分けられており、それぞれのグループから必要量を摂ることで、1日に必要な栄養素がほぼ確実に摂れるようになっているのです。このように栄養素を工夫しながら食事に取り入れることで、無理なく楽しめるダイエットになっていきます。

まとめ


ここまで、真のダイエット方法について紹介してきました。真のダイエットとは、健康的な身体を手に入れることであり、客観的な数字で見ることが大切であることがわかりましたね。逆に言えばまた、既に数字が標準値内の方はそのままの生活で大丈夫ということになります。また、食べたいものを我慢するのではなく、栄養バランスのとれた食事を普段から心がけていれば立派なダイエットになるのです。短期で臨もうとせず、長期の計画をたて、真のダイエットが習慣になるようにしていきたいですね。

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