夜型人間は朝型にはなれない?決まるのは遺伝子だった!

コラム


「早起きは三文の徳」と言われるほど、早寝早起きは健康に良いと言われています。早朝からジョギングやラジオ体操など、運動をしている人もいると思います。しかし、夜の方が集中できると言う人もいます。実は、朝型か夜型かは遺伝子で決まるという研究結果が出ました。

朝型か夜型かは遺伝子で決まる


朝の方が仕事や勉強がはかどる朝型と夜の方が集中できる夜型、世の中には二種類の人がいると思います。自分は夜型だから生活リズムを整えて朝型にしないと!と思っている人もいると思いますが、遺伝子的に決まっているので健康には逆効果の場合もあるのです。
 世界中で読まれている学術雑誌の「nature communication」に掲載された研究結果で、1日のリズムをつくる体内時計のコントロールが、遺伝子の数によって決まるという結果が出たのです。つまり、夜型の人が無理やり朝型の生活にしようとしても、すぐに元に戻ってしまったり、ストレスが増えてしまったりする場合があるのです。米国の人は夜型人間が多いという研究結果も出ているそうです。

朝型人間の特徴


朝型人間は、もちろん早起きを苦に感じることは少なく、早寝早起きが習慣化しています。朝食もしっかりと食べることができ、運動や仕事も意欲的に行うことが出来ます。生活リズムがしっかりしている人が多いですね。日本のワークスタイルは朝昼に働いて夜帰るというスタイルなので、とても生活しやすいのではないでしょうか。しかし、夜は集中力が欠けて眠気が襲ってくるため、仕事終わりに残りの仕事や運動をしようと思っても、できない可能性が高いです。

夜型人間の特徴


夜型人間の特徴は、基本的に生活リズムが決まっていません。早寝早起きもしないので、時間の使い方が自由です。しかし、朝昼仕事をするという日本のワークスタイルには合わないので苦労する人も多いと思います。朝食は食べないという人も多く、頭が働きだす時間が遅いというのはデメリットかもしれません。
 朝より夜の方が仕事に集中できるので、夜に仕事をこなす人も多いでしょう。そのため、自律神経が乱れやすい可能性が高いです。人間は、朝昼に交感神経が活発になり、夜に副交感神経が活発になります。夜型人間はこれに逆らっていることになるのでバランスが崩れてしまい精神的に安定しにくいです。また夜遅くの食事で太りやすいなど気をつけなければいけないことは、朝型よりも多いです。
夜型人間は、クリエイティブな人が多いということも事実です。日本のワークスタイルが合わないので、おのずと働く時間が自由な職業に就く人が多くなるという見解もあります。

さいごに


ここまで朝型人間と夜型人間の遺伝子の関係や、その特徴について紹介してきました。理論的には、夜型の人も朝に日光を浴びれば朝型になる人もいます。しかしすぐに生活リズムが夜型に変わったり、逆にストレスがたまったりする場合もあるので、自分に合ったペースで睡眠時間を確保することが理想的だと言えますね。自分の調子が整う生活リズムを知り、少しでもストレスフリーな日常を送りたいですね。

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