筋トレでアンチエイジングが可能!筋トレ方法も紹介

コラム

筋トレは男女問わず必要で、最近筋トレを日常に取り入れる人も増えてきましたよね。実は筋トレはアンチエイジングにも役立つことがわかっているのです。
今回は、アンチエイジングに効果的な筋トレ方法を紹介していきます。

筋トレがアンチエイジングに効く理由とは


実は筋トレをおこなうことで、若返りホルモンが分泌されることがわかっています。成長ホルモンは子どもの成長に必要なホルモンというイメージが強いですが、実は「若返りホルモン」と呼ばれることもあり、骨や筋肉を強くするほか、脂肪分解、毛髪の発育、肌表面の再生を活発にするなどの役割があるのです。成長ホルモンは一生涯分泌されるものではあるのですが、思春期以降は年齢を重ねるとともに量が減り、30~40代では思春期の約50%まで減少してしまいます。しかし筋トレをおこなうことで、成長ホルモンの分泌を促進することができます。

美しい姿勢を保つ


人間の姿勢は「抗重力筋」という筋肉によって保たれています。重力に逆らってからだを動かしたり、姿勢を保つ役割があるのです。この筋肉はお腹や背中、それからお尻、太もも、ふくらはぎにあり、これらがバランスよく働くことで美しい姿勢を保っています。この筋肉が弱っていると、猫背になったり、ひざが曲がったりいてしまいます。もちろん、姿勢が悪いと実際の年齢よりも年を取って見えてしまいます。バランスよく抗重力筋を使うことで美しい姿勢を保つことが若々しさを保つためにも大切なのです。

効果的な筋トレ方法


ここからは、効果的な筋トレ方法を紹介していきます。
一つ目は椅子を利用したスクワットです。使う筋肉は、お尻や太ももの大きな筋肉です。方法としては、息を止めずに、3~5秒かけて立ち、3~5秒かけて座るというものです。注意点はつま先を正面を向け、内股・外股にしないことです。ひざがつま先より前に出ない、ひざがつま先より内側に入らないことに気をつけてください。
二つ目の筋トレは、つま先立ちです。使う筋肉はふくらはぎの筋肉です。やり方は、3~5秒かけてかかとを上げ、3~5秒かけて下ろします。注意点は、親指のつけ根にしっかり体重を乗せることです。全ての動きをゆっくり行い、運動の最後で力を抜き切らずに1秒止めてみてください。こうすることで、筋肉に適切な刺激や負荷が加わり、成長ホルモン分泌の活性化や、筋肉増強に効果があります。また、抗重力筋は良い姿勢をキープすることでも鍛えられます。

筋トレは将来にも役に立つ


実は筋トレはアンチエイジングだけではなく、将来の介護予防にも役立ちます。「フレイル」という言葉がありますが、これは健常な状態から要介護状態に移行するまでの中間的な段階を指し、この段階へ移行する主な要因の一つが、加齢による筋肉量の低下なのです。「要介護状態」と聞くとまだまだ先の話のように感じるのですが、実は筋肉量の減少は20代から始まっているのです。筋トレからアンチエイジングを行うことは、結果的に将来の介護予防にも繋がるのでぜひ始めたいですね。

まとめ

ここまで、筋トレでアンチエイジングが期待できる理由と、効果的な方法を紹介してきました。筋トレは一生の視点で見てもやっておいて損はないものです。ぜひ参考にして、習慣化してみてはいかがでしょうか。

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