乾燥が原因の肌トラブルは多い!肌の健康に保湿が重要なワケ

コラム

肌の不調が続くと、「スキンケアが合っていないのかな?」「化粧品を変えるべき?」と悩む方は少なくありません。しかし、肌トラブルの原因が、スキンケアではなく乾燥によって引き起こされることも実は多くあります。
本記事では、乾燥が肌に与える影響と、効果をしっかり感じられる正しい保湿方法をわかりやすく解説します。

保湿が重要と言われるワケ

肌のバリア機能を守るため

肌の一番大事な役割は、外部刺激から体を守る「バリア機能」です。健康な肌は、表面の角質層に水分がたっぷりあり、外気や摩擦、ホコリ、紫外線などの刺激を跳ね返します。しかし角質層が乾燥すると、薄くスカスカな状態になり、ほんの小さな刺激でも赤みやかゆみにつながりやすくなります。

乾燥による老化予防のため

乾燥は、しわ・たるみ・くすみを加速させる最大の要因です。特に、40代以降は皮脂量が自然と減るため、乾燥は進みやすく、そのまま放置すると肌のハリや弾力まで失われてしまいます。「最近なんだか老けて見える…」という悩みの裏にも、乾燥が潜んでいることがほとんどです。

肌のターンオーバーを正常に保つため

乾燥すると肌のターンオーバーが乱れ、毛穴詰まりやニキビ、粉ふき、メイク崩れも起こりやすくなります。敏感肌の方はもちろん、普段トラブルが少ない肌でも、冬や季節の変わり目には一気に揺らぎやすくなります。

乾燥した肌に起こるデメリット

シワやたるみが深くなりやすい

乾燥している肌はしなやかさが失われているため、細かい表情ジワも戻りにくく、刻まれやすくなります。放置すると深いシワになり、戻らなくなることもあるため、早めの対処が大切です。

ニキビや赤みが出やすくなる

乾燥肌なのにニキビができるのは、「乾燥による皮脂の過剰分泌」が原因です。乾燥でバランスを崩すと炎症が起きやすくなり、赤みやヒリつきにつながることもあります。

メイクのりが悪くなる

水分が不足した肌は表面がゴワつきやすく、ファンデーションがムラになったり浮きやすくなったりします。一方、しっかり保湿された肌はキメが整い、メイク持ちも良くなります。

敏感肌になりやすい

乾燥が進むと刺激に弱くなり、普段使っている化粧品でさえしみたり赤くなったりします。「最近、急に肌が弱くなった」と感じるなら、まずは乾燥ケアを強化するのがおすすめです。

効果を高める正しい保湿のポイント

洗顔後すぐに化粧水をつける

洗顔後は肌の水分がどんどん蒸発していくため、できる限り1分以内に化粧水をつけましょう。手で化粧水を肌に押し込むように、優しくなじませます。

乳液やクリームでしっかりとふたをする

化粧水だけでは肌の水分をキープできません。乳液やクリームには、化粧水で入れた水分を閉じ込めて守る役割があります。
また、春や秋に乳液を使う場合、冬はクリームに変更するという具合に、季節に合わせて塗布するスキンケア商品を調整すると効果的です。

乾燥しやすい部分には重ねづけする

ほうれい線まわり、目元、口元など乾燥しやすい部分は、乳液やクリームを少量重ねづけすると保湿効果が長持ちします。

乾燥しない生活習慣を取り入れる

肌の保湿効果を高めるためには、乾燥しないための生活習慣を取り入れることも大切です。
• 加湿器を使って部屋の湿度を40~60%に保つ
• 睡眠の質を上げ、肌の修復タイムを確保する
• こまめに水分補給する(1日1.5L目安)
どれも簡単に取り入れやすいものなので、普段の生活で意識してみましょう。

まとめ

肌トラブルの原因が乾燥であることはとても多いです。乾燥を防ぐだけで、バリア機能が整い、ニキビや赤み、しわ、メイク崩れなど多くの悩みが改善しやすくなります。
今日から保湿を意識して、肌トラブルを防ぎましょう。

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