タンパク質不足の食生活は危険!

コラム

 最近、女性でもプロテインドリンクを飲む方も増えてきており、プロテインバーなど効率的にタンパク質を摂取できる商品も増えてきました。ダイエットにも欠かせないと言われているもので、タンパク質を摂取する食事をするという非常に良い傾向になってきています。実はタンパク質はとても重要な栄養素で、不足すると危険だとも言われています。ここではその理由やタンパク質の役割を紹介しています。

タンパク質の役割

 はじめに、タンパク質の役割を紹介します。人間はタンパク質でつくられているので、とても多くの役割を担っているのです。一つ目の役割は、臓器、筋肉、皮膚、骨や歯、毛髪や爪など私たちの体の材料になっています。二つ目の役割は、ペプチドホルモンや神経伝達物質を構成しています。三つ目の役割は、免疫機能を高めます。四つ目の役割は、酵素を構成しています。特に一つ目の役割がとても重要で、タンパク質が不足すると危険だということがこれだけでも分かりますね。
ヒトの体は、約10万種類のタンパク質から構成されているといわれています。このタンパク質は、20種類のアミノ酸によってつくられているのですが、そのうち9種類は体の中で作り出すことができない必須アミノ酸というものです。そのため、食事からしか摂取できないため意識的に食べることが必要です。

タンパク質が不足すると・・・

 低カロリーを意識したダイエットや、ファストフードなどを摂取しているとタンパク質不足に陥りやすくなります。タンパク質が不足すると、タンパク質不足の大きな要因は食生活の乱れや偏りです。以下に一つでも思い当たることがあったら、あなたもタンパク質が不足しているかもしれません。タンパク質が不足すると、運動しても体力がつかない、髪にコシがない、肌にハリやツヤがない、集中力がなくなるなどの症状が現れ始めます。このような症状が現れるとタンパク質が不足しているサインなので、積極的にタンパク質を摂取するようにしてください。

タンパク質不足の症状①筋肉量の低下

タンパク質は、筋肉の材料になっています。ボディービルダーが胸肉やささみ、赤身の牛肉などを多く摂取しますが、それはタンパク質が筋肉の材料になるからです。しかしボディービルダーだけではなく我々も積極的にタンパク質を摂取しないと、筋肉が分解されてしまい筋肉量が減少していきます。そうすると太りやすい身体になることはもちろん、将来身体が弱りやすくなってしまいます。また、臓器も筋肉でできています。そのため、基礎代謝も下がってしまうという事態になってしまいます。生活習慣病やメタボリックシンドロームなどの危険性も高まってしまうのです。

タンパク質不足の症状②集中力の低下

 タンパク質が不足すると、集中力の低下を招くことがあります。集中力を保つには、ドーパミンやセロトニンというホルモンが必要です。これは、タンパク質をつくっているアミノ酸から生成されているのですが、タンパク質不足になるとこれらのホルモンが不足してしまいます。その結果、集中力や思考力が低下するという症状が現れるのです。
 集中力が低下する、脳の機能が低下してしまうということは、ふさぎ込むことが多くなりうつ病のリスクも高まってしまいます。タンパク質をしっかりと摂取して、いきいきとした生活をしましょう。

まとめ

ここまで、タンパク質の役割や不足したときの危険性を紹介してきました。タンパク質は私たちの身体をつくる材料です。我々が健康的ですがすがしい生活をおくるために欠かせない栄養素になっています。タンパク質が効率的に摂取できる商品も増えているので、ぜひ活用しながら意識して摂取してみてくださいね。

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