その生活大丈夫?日常生活からくる体の歪みについて

コラム

最近体の調子が悪い、疲れやすいなどという症状が現れたら、その原因は体の歪みが原因かもしれません。そしてその体の歪みは、日常生活のふとした行動から起こっています。
今回は、なぜ体は歪んでしまうのか、そして改善方法を紹介していきます。

なぜ体は歪んでしまうのか?


実は歪みには「骨盤歪み」と「背骨歪み」の2種類があるのです。骨盤の過剰な傾きによって体が歪んでいるのか、背骨の湾曲によって歪んでいるのかで普段の姿勢のくせがわかってきます。前後の歪みは骨盤で左右の歪みは背骨というイメージです。
まずは骨盤歪みについてです。骨盤の歪みは、前傾骨盤と後傾骨盤のに種類があります。前傾骨盤とは、骨盤上部が前側に傾き股関節に少し覆い被さるような形で位置していることで、腹筋と背筋のバランスが悪いことが原因です。後傾骨盤は骨盤上部が背中側に傾くことで、「ぽっこりお腹」の原因になります。
次に背骨歪みについてです。背骨歪みは身体の左右のバランスに主に関わっていて、背骨が歪んでしまうと、肩の高さが左右でずれたり肩こりの原因になったりしてしまいます。背骨は筋肉を介して骨盤に繋がっているので、背骨が歪む事で骨盤が歪んだり、逆に骨盤が歪む事で背骨が曲がる事もあるのです。

歪みが起きるデメリット


では、体が歪むとどんなデメリットがあるのでしょうか。
一つ目のデメリットは、体調不良が慢性的に続くようになるということです。身体が歪む事によって血流が悪くなり、脳へ正しく情報が回らなくなるという事態が起きてしまうのです。
二つ目のデメリットは、筋肉がつきにくくなるということです。身体が歪む事によって、筋肉を正しい位置で動かすことが出来なくなることが原因です。
その結果、代謝も上がらず痩せにくい体になってしまいます。
三つ目のデメリットは、怪我や病気に繫がるということです。背骨は一本の骨ではなく、頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個とブロックを積み重ねたように形成されているという特徴があります。この背骨の中を通って、脳から指令が出たときに脊髄神経から末梢神経へ指示が伝達されるという仕組みになっています。しかし1つでもブロックがずれていると、神経伝達が遅くなったり、正しく身体が動かなくなってしまうのです。これが原因で正しく体を使えなくなり、怪我や慢性的な頭痛や貧血、神経痛に繋がってしまうのです。

歪みを治すストレッチ方法


ここからは、歪みを治すストレッチを紹介していきます。
一つ目のストレッチは、背骨を正すストレッチです。まず、仰向けの姿勢で寝転がります。そして両腕を床と90°になる高さまで持ち上げます。腕を左右交互に天井に向かって近づけます。ポイントは、誰かに腕を持って引き上げられている感覚で肩から動かして上下させる事です。力を抜いて行う事で、効果が出やすくなるので、リラックスしておこなってください。
二つ目のストレッチは、骨盤を正すストレッチです。まず、仰向けの姿勢をとって膝を立てます。そして、左右に膝を交互に倒します。このときのポイントは、膝の重さに任せるという事です。無理に膝を持ちあげて倒すのではなく、膝の重みを使って重さに任せて倒していくことを意識してください。

日常で気をつけること


最後に、日常で気を付けることを紹介します。
・立っているときに、片足に重心がかかっている
・靴底のすり減りが左右で違う
・座っているときに足を組む
これらのどれかに当てはまる場合、歪みを生む習慣ができてしまっているかもしれません。意識的に改善を心がけてみましょう!
正しい立ち姿は、関節の上に関節がきているということです。横から見たときに、足首と骨盤と頭が一直線上にあり、しっかりと胸を張っているのが理想です。
イメージとしては、足首の上に膝関節があり、その上に骨盤があり、背骨を1つずつ真っ直ぐに積み重ねたさらに頭が上に乗っているという感覚で立つとわかりやすいでしょう。

まとめ

ここまで、体歪みの原因や改善方法について紹介してきました。みなさんもぜひストレッチを取り入れて、美しく正しい姿勢を手に入れてみてはいかがでしょうか。

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