有酸素運動と筋トレどちらが痩せる?徹底比較!

コラム

 ダイエットや減量には欠かせない運動。ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を毎日頑張っている方も多いのではないでしょうか。一方で今注目を集めているのが筋トレです。昔は男性が行うイメージでしたが、現在では当たり前のように女性も行っています。しかし実際、どちらがダイエットには効果的なのでしょうか?ここでは、有酸素運動と筋トレの効果をダイエットの観点から紹介しています。

有酸素運動について

 有酸素運動とは、長時間継続可能な運動のことです。ウォーキングやランニング、サイクリング、水泳などが有酸素運動に当たります。有酸素運動の効果としては、心筋を発達させ、血液の循環を効率的にする効果があります。そして、中性脂肪を減少させる働きがあります。有酸素は酸素を使用してエネルギーを発生させるので、酸素を消費しながら脂肪や糖をエネルギーに変えていきます。糖質は貯蔵量が多くないため、強度の高い運動時に優先的に使われます。つまり有酸素運動は糖質を消費するのに適した運動なのです。

筋トレ(無酸素運動)について

 筋トレは無酸素運動の仲間に入ります。無酸素運動とは、短い時間で強度の高い運動を行うものです。体を動かすためのエネルギーを酸素ではなく、糖をエネルギー源として利用していきます。無酸素運動の効果としては、筋肉の強化と基礎代謝が向上します。基礎代謝が向上することで、普段の生活で行う家事や通勤の間のカロリー消費量が増加し、痩せ体質を作ることができるのです。また、筋トレは姿勢を正してくれる効果もあります。特に女性の場合、筋量不足から反り腰やX脚、O脚になっている人が多くいます。そうした方は例え痩せたとしても、綺麗なスタイルにならない可能性があります。筋トレで部分的に鍛えることで、そのような悩みも改善されるのです。

どちらが痩せるのか?

結論でいうと、スピード重視で直接的に脂肪を燃焼する場合は有酸素運動の方が効果的です。ただし、有酸素運動だけの場合は必ず停滞期が訪れます。また、消費カロリーも疲れる割には多くありません。1時間ウォーキングをしたとしても、150キロカロリーから300キロカロリーの消費になります。一方で筋トレの消費カロリーは50キロカロリーから100キロカロリーともっと低いです。しかし筋トレは、基礎代謝の向上が期待できます。つまり筋トレをすると、その後の何もしていない安静時の時間も消費カロリーが上がる状態になっているのです。そのため、長期的に痩せ体質を作るには筋トレが必要です。自分の目的や期間で選択したり組み合わせたりすることが必要です。
痩せやすい順にならべると、筋トレ+有酸素運動、次に有酸素運動のみ、最後に筋トレのみという順番になります。筋トレは体脂肪を落とす目的というよりかは、「基礎代謝の向上」「姿勢改善」「アンバランスの改善」が目的となります。ダイエット中は食事制限をしている人が多く、アンダーカロリー状態になっていると思います。この期間に筋トレをしても筋肉が増えることはありませんが、筋肉を刺激することで筋肉が減少することを食い止めることができます。そのため、ぜひ有酸素運動と筋トレを両方行うことをおすすめします。

まとめ

 ここまで、有酸素運動と筋トレ(無酸素運動)のメリットや効果、どちらが痩せるのかなどについて紹介してきました。より早く脂肪を燃やしたいのであれば有酸素運動であり、痩せやすい身体作りをするには無酸素運動が効果的ということがわかりました。どちらも組み合わせて行うことが理想的ですが、無理のない程度に自分のペースで組み合わせていくことが大切ですね。

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