【足のむくみ】だるくてツライ!むくみの原因や解消法を解説

コラム

「夕方になると足がむくんでだるいしツライ」と悩むことがありますよね。
むくみは、塩分の取りすぎや運動不足などが原因で起きることがほとんどです。
こちらの記事では、むくみの原因や解消法を解説していますので、むくみについて知りたい方は、ぜひ参考にご覧ください。

足のむくみとは

心臓から送りだされる血液に含まれる水分は、動脈からしみ出て、血液が心臓に戻るときに静脈に回収されます。
しかし、何かしらの原因で水分が静脈に回収されずに残ってしまうと、皮膚の下に溜まり、むくみを引き起こします。
さらに、静脈で回収できなかった水分は、リンパ管で回収されるような仕組みになっていますが、リンパ管が老廃物などで詰まってしまうと、水分を回収できずに足のむくみにつながります。
また、体の中を巡る血液は、足まで流れたあと重力に逆らって心臓に戻らなければなりません。
この、重力に逆らって血液が心臓に戻るために、血液を心臓まで押し戻すポンプの役割をしているのが、足の筋肉です。
筋肉が弱ってしまうと、心臓まで十分な量の血液を戻せずに、足に血液が停滞してしまうことになります。

【足のむくみ】6つの原因

1. 運動不足
運動不足になると足の筋肉が弱まり、心臓へ血液を戻すポンプが十分に機能しなくなってしまいます。
2. 同じ姿勢
立ちっぱなしや座りっぱなしの状態が続くと、重力により血液や水分が下に行こうとするため、足がむくみやすくなります。
3. 足の冷え
足が冷えると、血液の流れが悪くなり体内をスムーズに循環できません。そのため、体の細胞が元気に働くための酸素や栄養が不足し、引いては水分や老廃物を回収できず、足がむくんでしまいます。
4. 塩分の取りすぎ
塩分を取りすぎると、血液は塩分濃度を下げようと、いつもよりも多く水分を取り込みます。血液中の水分量が増えると、そのぶん動脈から染み出る水分も増えるため、足がむくみます。
5. 女性ホルモンの変化
女性ホルモンは血液とも大きく関係があり、妊娠・更年期・月経など女性ホルモンの増減で足のむくみが生じることがあります。
6. 薬の影響
薬には様々な副作用が起こる可能性がありますので、医師に処方された薬とはいえ体に合わないケースも。
薬剤師や薬の説明書である薬剤情報提供文章などで副作用について説明されていると思いますが、足のむくみを強く感じる場合などは、早めに医師や薬剤師に相談しましょう。

【足のむくみ】病気が原因のケース

足のむくみは一時的なことがほとんどですが、慢性的に続く場合やその他の症状もある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
その場合、まずは内科を受診してみてください。もしも内科で対応できない場合は、医師か他科を案内してもらえます。
「病気が原因による足のむくみ」というケースには以下があります。
・ 心不全
・ 腎臓病
・ 肝臓病
・ 深部静脈血栓症
・ 下肢静脈瘤

【足のむくみ】3つの解消法

足のむくみを解消する方法には以下の3つです。
1. ストレッチをする
2. 足を上げて寝る
3. 湯船につかる

ストレッチをする

1. 足の指と指を引っ張りながら横に広げて指先をストレッチします。
2. 浅く椅子に座って足を延ばし、かかとを90度にします。
3. 息を吐きながら上半身を太ももの方に近づけて7秒キープします。このとき足の裏面全体が伸びているかを確認しましょう。
4. 息を吸いながら上半身をもとに戻します。
5. 5回繰り返します。

足を上げて寝る

人間はほとんどの時間、歩いたり立ったり座ったりしているので、水分は、重力に従って足に溜まりがちです。
夜寝るときやくつろいで横になるときには、足の下に枕を入れるなどして心臓よりも足を高く上げて寝ると、むくみの解消につながります。

湯船につかる

冷えにより、血流や筋肉の動きが悪くなりますので、できるだけお風呂に入るときには湯船につかりましょう。
熱すぎるお湯は体が興奮してしまいますので、お湯の温度は38~40度くらいにして、ゆっくりとつかるのがオススメです。
お湯につかりながら足裏やふくらはぎをマッサージしてあげるとよりむくみの解消の効果を感じることができます。

まとめ

足のむくみは、ひどいときは痛みを感じることもあります。ほとんどが一時的なものですが、適宜ストレッチなどで解消せずに放置しておくと、老廃物や水分がずっと停滞して解消しづらくなってしまいます。
その日のむくみはできるだけその日のうちに解消して、翌朝にはすっきりとした足で一日を始めたいですね。

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