手軽にできる!生理痛を和らげるストレッチとは?

コラム

女性にとって月に一度必ず訪れる生理。
病気ではないとわかっていても、生理痛がくると気分も落ち込み、何もやる気が起きなくなってしまうという方も多いと思います。
そこで今回は、手軽に生理痛を改善できるストレッチを紹介していきたいと思います。

生理痛の原因とは?

まず、生理痛の原因について紹介します。
生理痛とは子宮内で不要になった経血を、子宮の外に押し出すために子宮が収縮することで起こります。このときの収縮が強くなることで、痛みを感じやすくなるという仕組みなのです。子宮が収縮するように働きかけるのは、子宮内膜が産生する「プロスタグランジン」というものです。これが多く分泌されてしまうことが、子宮の強い収縮を促してしまい、痛みも強く感じるようになってしまいます。

生理痛を和らげるストレッチ


ここからは、生理痛を和らげるストレッチを紹介していきます。まずは猫のポーズです。
猫のポーズは、背骨をしっかりと動かし、全身をほぐすことができます。まず四つん這いの状態になり、手首が肩の真下、膝が股関節の真下にくるようにします。息を吐きながら背中を丸め、視線はおへそに向けていきます。息を吸いながら背中を反らせ、視線は正面方向に向けます。
呼吸に合わせて、2〜3を繰り返しおこなってください。
ポイントは、ゆっくりと深い呼吸を行い、背中を反らしたり、丸めるときは、背骨を下から一つずつ動かすような意識を持つことです。
次に、コブラのポーズです。これは、背中まわりを鍛えることにより姿勢を改善する効果が期待されます。このポーズは背中を大きく反らすため、猫背の改善や骨盤の矯正に効果があります。猫背や骨盤が矯正され、生理痛予防になるのです。 まずうつ伏せの状態で、脚を腰幅くらいに開き、足の甲は床につけましょう。両手を床につけ、肩の下に置き、脇を締めていきます。そして吸う息で、両手で床を軽く押し、上半身をゆっくりと起こしましょう。肩が上がらないように、耳と肩の距離を遠ざけていきます。そして左右の肩甲骨を引き寄せ、胸を開きます。呼吸をしながら、数秒キープしてください。その後、息を吐きながらうつ伏せの状態に戻ります。そして少し休んでから、これを何度か繰り返します。このときのポイントは、上半身を起こすとき、腕の力だけではなく、腹筋や背筋も意識することで効果が見込めます。両手で体重を支えるとき、力が入ることで肩が上がりやすくなることがありますが、肩の力はゆるめるように意識しましょう。
次に、チャイルドポーズです。腰まわりの筋肉を優しく伸ばすポーズで、腰や背中に痛みのある生理痛に効果があります。お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんの姿勢に似ているポーズなので、精神的に気持ちが落ち着くという効果もあるポーズです。まず正座をした状態から、吐く息で上半身を前方に倒していきます。両手は前に伸ばすか、体側に伸ばしましていきましょう。もしお腹まわりが苦しかったり、背中が硬いと感じる方は、おでこの下で両手を重ね、高さを作ると改善できます。リラックスした状態で数呼吸キープしたあと、ゆっくりと上体を起こしていきましょう。このときのポイントは、全身をリラックスさせた状態で、深呼吸を行いながら姿勢をキープすることです。

まとめ

ここまで、生理痛を和らげるストレッチを紹介してきました。特別な道具も必要なく、手軽にできるものが多いので、ぜひ生理痛に悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。腰痛や肩こりにも効果があるので一石二鳥ですね。また、あまりにも症状がひどい場合には医療機関を尋ねることも必要です。

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