【注意!】休日の寝だめは「うつ」になる可能性あり

休日になると、平日の疲れを回復しようと「寝だめ」をする人は少なくありません。
寝だめをすることで、心も体もラクになるのであれば良いのですが、実は、寝だめをすることによって「うつ」になる可能性が指摘されているのです。
本記事では、
休日の寝だめが「うつ」になる理由
休日に寝だめをするメリット・デメリット
休日にずっと寝てしまう時の対策
について解説していますので、休日に寝だめをしてしまう人は参考にお読みください。
休日の寝だめが「うつ」になる理由
休日の寝だめは「うつ」を引き起こすといわれることもあります。
これは体内時計が乱れたりビタミンDが不足したりすることが理由です。
体内時計の乱れ
体内時計は24時間よりも少し長く、毎日朝日を浴びることでリセットされます。しかし、寝だめをしてしまうと起きる時間が昼過ぎになることもあり、朝日を浴びることができずに体内時計が狂ってしまうのです。
体内時計の乱れは、睡眠と深い関係のある神経伝達物質(ホルモン)の分泌に影響をおよぼします。特に、「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンは、分泌が低下するとうつ病の一因になることがわかっています。
ビタミンD不足
人はビタミンDが不足するとうつ病のリスクが高まります。ビタミンDは食事のほかに日光を浴びることで生成していますが、寝だめで遅くまで寝ていると日光に当たる時間が必然的に減ってしまいます。このことによりビタミンD不足に陥るため、うつ病になる可能性があります。
休日に寝だめをするメリット・デメリット
休日に寝だめをすることのメリット・デメリットを解説していきますので、それぞれ確認していきましょう。
休日に寝だめをするメリット
休日に寝だめをするメリットには以下のようなものがあります。
休日に寝だめをすると、短期的な疲労回復の期待ができます。日頃から睡眠不足の場合、体が必要とする睡眠時間を確保することで、一時的な疲労を軽減できる可能性があります。
睡眠不足による認知機能の低下を一時的に改善することができます。睡眠不足は集中力や判断力が低下する原因のひとつです。しっかりと睡眠をとり一度寝不足を解消することで、集中力や判断力を回復させます。
睡眠不足は免疫力を低下させ風邪などを引きやすくなりますが、しっかり睡眠をとって睡眠不足を解消することで、低下した免疫システムを強化できます。
休日に寝だめをするデメリット
休日に寝だめをするデメリットには以下のようなものがあります。
体内時計が乱れることで、休日だけでなく平日の睡眠リズムも乱れる原因となり、寝つきが悪くなるなど睡眠の質が低下します。
過剰な睡眠は、頭痛や倦怠感を生じさせます。寝すぎは副交感神経を優位にし過ぎる原因です。副交感神経が優位になり過ぎると、頭痛や倦怠感、めまい、便秘などの症状があらわれます。
寝る時間が多すぎると日中の活動時間が減少し運動不足や生活習慣の乱れを招くことにつながります。
休日にずっと寝てしまうときの対策
休日にずっと寝てしまうときの対策には以下のようなものがあります。一つずつチェックしていきましょう。
1. 休日でも、決まった時間に起床して日光を浴びる習慣をつけましょう。休日でも平日と同じ時間に起きることで体内時計を整えることができます。
2. 適度な運動を取り入れましょう。運動は質の良い睡眠を促進しストレス解消など気分の改善にも効果があります。
3. 休日に昼寝をする場合は15~30分程度に制限しましょう。長時間の昼寝は夜の睡眠の質を低下させる原因となります。
まとめ
平日は忙しくて十分な睡眠時間がとれない場合、休日くらいはゆっくりと眠りたいと考えてしまいますよね。しかし、休日の前だからと夜更かしして昼過ぎまで寝てしまうと、体内時計が乱れてしまいます。これにより幸せホルモンの分泌を低下させたり、日光を浴びる時間が減少してビタミンDが不足したりして「うつ」になる可能性がありますので注意しましょう。