大腸内視鏡検査は痛い?つらさを減らす方法を解説
大腸内視鏡検査を受ける前に、「痛いのではないか」と不安を感じる方は少なくありません。実際には、強い痛みよりも、張りや違和感として感じる方も多いとされています。体質や緊張の度合いによって感じ方に個人差があるため、事前に対処法を知っておくと安心です。本記事では、検査中の負担を減らすための方法について解説します。
大腸内視鏡検査で痛みを感じやすい場面

腸が曲がる部分を通過するときに張りを感じやすい
内視鏡カメラが腸の曲がり角を通過する際に、圧迫感やお腹の張りを感じる場合があります。腸の形や体質によって感じ方に差が出やすく、強い痛みではなく軽い違和感程度で終わる方も少なくありません。感じ方には個人差があるため、周囲の経験談だけで判断するのは難しい部分があります。
腸に空気を入れることで苦しさが出やすい
検査中は腸の内部を観察しやすくするために、空気やガスを送り込みます。お腹が膨らむような感覚で苦しく感じる場合がありますが、検査後にガスが排出されると楽になりやすいとされています。苦しさを感じたときはスタッフへ声をかけると、対応を調整してもらえるケースも多いです。炭酸ガスを使用する医療機関では、楽になりやすいことがあります。
痛みが強くなりやすい人の傾向

過去の腹部手術で腸が動きにくくなっている
腹部の手術後に癒着がある場合、カメラがスムーズに進みにくいことがあります。癒着とは、腸と周囲の組織がくっついてしまう状態のことです。帝王切開や婦人科系の手術後に起こりやすいとされています。手術歴は事前に医師へ伝えておくと、検査の対応を調整しやすくなります。
緊張が続いて体に力が入りやすい
体に力が入った状態では腸が伸びにくくなり、カメラの通過が難しくなる場合があります。不安が強いほど苦しさを感じやすくなりがちです。深呼吸を意識したり、スタッフから声をかけてもらったりすることで、緊張が和らぐ場合もあります。検査中は遠慮なく医師やスタッフへ声をかけることが助けになるでしょう。
検査前にできる準備

鎮静剤の使用を事前に相談する
鎮静剤(ちんせいざい)を使用すると、ウトウトした状態で検査を受けられる場合があります。痛みや緊張を和らげやすく、不安の軽減につながるでしょう。希望する場合は事前に医師へ伝えておくと、当日の注意点も含めて確認できます。医療機関によって対応が異なるため、受診前に問い合わせておくと安心です。
持病や過去の手術歴を検査前に医師と共有する
腸の状態に合わせて検査の進め方を調整するために、事前の情報共有が役立ちます。腹部の手術歴がある場合は特に、医師へ伝えておくことが重要です。服薬中の薬についても、受診前に確認しておくことをおすすめします。普段から飲んでいる薬が検査に影響する場合もあるため、お薬手帳を持参しておくとスムーズです。
検査後に気をつけたいこと

強い腹痛や出血が続く場合は早めに相談する
検査後しばらくして強い腹痛が続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。大量の出血や発熱が続くときも同様です。穿孔などのまれな合併症もあるため、気になる症状が出たときは受診した医療機関に問い合わせてください。
当日の飲食や運動に注意する
検査後は腸に負担をかけない食事が望ましいとされています。激しい運動や飲酒は控えるよう指示される場合が多いです。鎮静剤を使用した場合は、当日の車の運転も控える必要があります。具体的な注意事項は、医師の指示に従って対応してください。
まとめ
大腸内視鏡検査では、強い痛みよりも、張りや違和感として感じる方も少なくありません。負担の感じ方は、体質や緊張の度合いによって個人差があるものです。事前に鎮静剤の希望や手術歴を医師へ伝えておくと、当日の不安を減らしやすくなるでしょう。検査後に気になる症状が出た場合は、早めに医療機関へ相談してください。不安がある場合は、受診前に問い合わせておくことも一つの方法です。

