食欲の秋を思いっきり楽しみたい!太らないための3つの習慣

秋はおいしい食べ物が豊富にそろう季節です。栗やさつまいも、新米、きのこ、旬の魚など、つい食べすぎてしまうという人も少なくないと思います。
また、食欲に伴い「秋になると毎年太る…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、秋に太りやすい理由と、食欲を満たしながら太らないための習慣を紹介します。
秋に太りやすい理由
秋が太りやすい最大の理由は、基礎代謝と食欲のバランスが変化するためです。
気温が下がり始める秋は、体が寒さに備えるために、エネルギーをため込みやすくなります。また、夏の暑さで落ちていた食欲が回復し、「食欲の秋」と呼ばれるほど食べ物がおいしく感じられる時期です。
さらに、旬の味覚には炭水化物や糖分が多い食材が豊富で、つい高カロリーの食事になりがちです。たとえば、栗やさつまいもはビタミンや食物繊維が豊富で健康的ですが、食べ過ぎるとエネルギー過多につながります。
加えて、秋は日照時間が短くなることでセロトニンという神経伝達物質が減少し、気分を安定させるために甘いものを欲する傾向もあります。
このように、食欲が増して消費エネルギーが減るという二重の影響により、秋は太りやすい季節といえるのです。
秋に太らないための3つの習慣
秋の味覚を我慢せずに楽しむためには、食べ方や生活習慣を工夫することが大切です。ここでは、すぐに取り入れられる3つの習慣を紹介します。
1.食べる順番を意識する
同じ食事でも、食べる順番を工夫するだけで血糖値の上昇をゆるやかにできます。
まずは野菜やきのこ、海藻など食物繊維が豊富な副菜から食べ始めましょう。その後に肉や魚、豆腐などのたんぱく質をとり、最後にごはんやパンなどの炭水化物を食べるのがポイントです。
この順番を意識することで、急激な血糖値の上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。外食の際も、サラダやスープを最初に頼むなど、無理なく実践してみてください。
2.よく噛んでゆっくり食べる
早食いは満腹感を得る前に食べすぎてしまう原因となります。1口につき20〜30回を目安によく噛むことで、脳が「お腹がいっぱい」と感じるまでの時間を確保できます。
また、よく噛むことで唾液が分泌され、消化を助けるだけでなく、食べ過ぎ防止にもつながります。
スマホやテレビを見ながら食べる「ながら食べ」は、噛む回数が減るだけでなく満腹感も得にくくなるため、なるべく避けた方が良いでしょう。会話を楽しみながら、目の前の食事に集中することが大切です。
3.運動を習慣化する
食事の工夫と合わせて、軽い運動を習慣にすることも太らないためには大切です。
秋は涼しくなり、ウォーキングやジョギングなどの屋外運動を始めやすい時期。1日20〜30分のウォーキングでも、継続すれば基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすい体に近づきます。
忙しい場合は、家の中でできる簡単なストレッチやラジオ体操でも構いません。運動は「やらなきゃ」と思うよりも、「気分転換」として取り入れることで長続きしやすくなります。
まとめ
秋はおいしい旬の食材が多く、つい食べすぎてしまう季節です。寒さに備えて体がエネルギーをため込みやすくなるため、油断すると体重増加につながります。
しかし、食べる順番を意識する、よく噛んで食べる、軽い運動を習慣にするなど、ちょっとした工夫で太りにくい体を目指すことができます。
無理な食事制限をせず、秋ならではの味覚を楽しみながら、健康的な生活を送りましょう。