夏バテの原因や症状とは?効果的な対策5選

夏になると「だるい」「食欲がない」といった、体の不調を感じる人が増加します。
これらの症状、実は「夏バテ」のサインかもしれません。
本記事では、夏バテの原因や症状、効果的な5つの対策を解説します。
毎年夏バテになりがちな人や夏を元気に乗り切りたい人は、参考にご覧ください。
夏バテとは?主な原因4つ
夏バテとは、暑さや湿度、生活環境の変化などによって、体に不調があらわれる状態のことをいいます。
夏バテの主な原因は、以下の4つです。
1. 自律神経の乱れ
2. 水分・ミネラル不足
3. 栄養バランスの偏り
4. 睡眠不足
それぞれ解説します。
1. 自律神経の乱れ
屋外の暑さと室内の冷房の温度差は、自律神経を乱す原因です。交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、適切な体温調節ができず、だるさや疲れにつながります。
2. 水分・ミネラル不足
夏は汗をかくため、水分とミネラルが失われやすいです。これらが不足すると、脱水状態になり、血液循環が悪くなったり消化機能が低下したりします。
3. 栄養バランスの偏り
暑い日が続くと食欲が落ちるため、喉を通りやすい、冷たいものや麺類ばかり食べてしまいがちです。そのため、必要な栄養が不足して、疲労感が増したり免疫力が低下したりします。
4. 睡眠不足
夏場は、寝苦しい夜が続き睡眠の質が下がることで、十分な回復ができずに、日中の活動に支障が出ることが多くなります。
夏バテの症状
夏バテになると、次のような症状があらわれます。
体のだるさ・疲労感があり、寝ても疲れが取れない
食欲不振で食事が進まない
胃腸の機能低下による下痢や便秘
血行不良や体温調節の不調による頭痛・めまい・むくみ
不眠・イライラ・無気力によるメンタルの悪化
これらの症状が続くと、体調不調がさらに悪化するため、早めに夏バテ対策をとることが大切です。
夏バテを防ぐ効果的な対策5選
夏バテを防ぐ、効果的な対策は以下の5つです。
1. 冷房の温度を調整する
2. 水分とミネラルをこまめに補給する
3. 湯船に浸かる
4. 睡眠環境を整える
5. バランスのよい食事をとる
ひとつずつ確認していきましょう。
1. 冷房の温度を調整する
設定温度は26〜28℃が推奨されています。外との気温差が大きすぎると、自律神経が乱れやすくなるため、設定温度に注意しましょう。
2. 水分とミネラルをこまめに補給する
喉が渇く前から、水や麦茶をこまめに飲みましょう。大量に汗をかいた場合は、スポーツドリンクや塩分タブレットも活用して、水分やミネラルを補給するのがおすすめです。
3. 湯船に浸かる
ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、副交感神経が働き体の緊張がほぐれます。また、室内外の寒暖差でバランスを崩しがちな体温調節の機能を取り戻す手助けにもなります。
4. 睡眠環境を整える
冷房や冷感寝具を使い、快適な睡眠環境を整えます。また、スマホの使用は睡眠の質を下げるため、就寝の1~2時間前からの利用は控え、リラックスする時間を確保しましょう。
5. バランスのよい食事をとる
暑さで疲れた身体におすすめの、ビタミンB1(豚肉・大豆)、たんぱく質(卵・魚)、ミネラル(海藻・野菜)を意識しつつ、主食・主菜・副菜をバランスよく食べましょう。
まとめ
夏バテは、暑さにより体の機能が低下することで、ダルさや食欲不振などの症状があらわれます。
夏バテを防ぐためには、水分補給やバランスの良い食事、質の良い睡眠など、基本的な生活習慣を整えることがとても重要です。
「なんとなく体調が悪い」と感じた場合、放置せずに早めの対策をとることで、体の不調を最小限に抑えることができます。
自分の体と丁寧に向き合い、暑い夏を元気に乗り切りましょう。