2020.10.29

月経前症候群の原因や対策は?

月経前症候群の原因や対策は?ヘルシンク

人間ドックまめ知識

 女性は毎月月経がありますよね。そんな月経の前兆で様々な症状が現れる月経前症候群。食欲不振や食欲増加、頭痛や腹痛、倦怠感など、人によって症状は様々。この月経前症候群は病気ではないため周りから理解されないこともありますが、中には起き上がれないほどひどい症状の人もいます。ここでは、月経前症候群の原因や対策を紹介しています。

月経前症候群とは

月経前症候群は通称PMSと呼ばれています。「月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と定義されており、はっきりとした原因はわかっていないのが現状です。女性の85.9%がPMSを経験しているというアンケート結果もあり、かなりの割合の女性がなんらかの症状に悩まされているという現状です。しかしPMSは人によって軽症である場合と重症である場合があり、同性でも理解してもらえない場合や、男性にいたってはPMSという存在すら知らないという人も多いのです。

月経前症候群の原因

 月経症候群の原因は、実はまだはっきりとわかっていません。しかし、女性ホルモンの変動が関わっていることは明らかです。女性は月経までに排卵があり、その間にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されるというホルモンバランスになります。この期間の後半には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが低下してしまいます。こうなると脳内の神経伝達物質が異常を引き起こすことがあり、この異常が月経前症候群を引き起こすのではないかと言われています。

月経前症候群の症状

 月経前症候群の症状としては、精神神経症状と身体的症状の二種類があります。精神神経症状は、情緒不安定になる、倦怠感、食欲不振又は過食、眠れなくなる、イライラする、うつっぽくなる、のぼせる、不安になる、怒りやすくなる、めまい、眠気が強くなる、集中力が低下するなどがあります。
身体的症状としては、頭痛や腹痛、むくみやすくなる、腰痛、お腹が張る、乳房の張りなどがあります。これらの症状が月に1回1週間ほど続き、女性にとっては過度なストレスになっています。

月経前症候群の対策

 月経前症候群の対策としては、まず自分にはどのような症状がいつごろから現れるのか把握しておくことが大切です。症状が現れた日時や症状を記録する日記をつけるのも良いでしょう。また、生理を管理するアプリにメモしても良いかもしれません。
 身体面でのケアでは、軽いウォーキングなどの運動がおすすめです。軽い運動は脳に幸せホルモンを増大させるため、ストレス軽減に役立ちます。また、ゆっくりと湯船につかったり、好きな音楽で癒されたりするなどの時間も必要です。
また、食事内容は月経前症候群に大きく関わっていると言われています。ビタミン、ミネラル、カルシウム、マグネシウムを摂取すると月経前症候群が軽減するとも言われています。反対に、カフェインやアルコールはPMSを悪化させるため、控えることをおすすめします。

月経前症候群の薬による対処法

 しかし、食事や運動に気をつけてもあまりにも症状がひどい場合、薬に頼ることも大切です。市販の鎮痛剤で腹痛や頭痛を抑えることで、快適に過ごせるということもあるでしょう。また、それでもひどいという人は、低用量ピルを処方してもらうという方法もあります。かかりつけの婦人科などに行って相談してみてください。

まとめ

 ここまで、月経前症候群の症状や原因、改善方法などを紹介してきました。女性のほとんどが経験しているこの月経前症候群。毎月つきまとうものなので、少しでも自分に合う改善方法をみつけて快適に過ごしたいですね。食事や運動はもちろん、ストレスを軽減できるリラックス方法を見つけておくことも大切です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。