日焼けで肌が痛いときの対処法とは?注意すべき点も解説

コラム

夏のレジャーや外出でうっかり日焼けしてしまい、「肌がヒリヒリして痛い…」と困った経験はありませんか?
日焼けは軽いやけどの一種です。適切なケアをせずに放っておくと、赤みや痛みが悪化し、回復に時間がかかってしまいます。
本記事では、日焼けで肌が痛いときの対処法と、やってはいけないNG行動、薬を使うタイミングまでをわかりやすく解説します。
日焼けで肌が痛くて困っている場合、この記事を参考にして適切な対処を行い、健やかな肌を取り戻しましょう。

日焼けで肌が痛いときの対処法

日焼けで肌が痛いときは、日焼け直後の肌か、または、ほてりが落ち着いた肌かによって対処法が異なります。
タイミングに合わせて、適切な対処を行いましょう。

日焼け直後はすぐに冷やす

肌がヒリヒリするのは、炎症が起きている証拠です。日焼けをした直後は、「できるだけ早く冷やす」ことが何より大切です。
冷やすことでやけどした肌の熱を逃がし、炎症の広がりや痛みを抑えられます。
具体的には、以下の方法が効果的です。
 濡れた冷たいタオルを当てる
 保冷剤をタオルに包んでやさしく当てる
 冷水シャワーで軽く流す(直接水圧をかけないように注意)
冷やしすぎはかえって刺激になることもあるため、15~20分ほどを目安に様子を見ながら行いましょう。

ほてりが落ち着いたら保湿する

肌のほてりが落ち着いたら、しっかり保湿を行いましょう。日焼け後の肌は乾燥しやすく、肌を守る「バリア機能」も低下しています。
保湿ケアをすると、低下したバリア機能を助けて肌の回復を促進し、つっぱりやかゆみを防ぎます。

おすすめの保湿剤は以下のものです。
 アロエジェル
 無香料・アルコールフリーの乳液
 敏感肌向けの保湿クリーム
痛みが強い場合は、刺激になりやすい化粧水ではなく、クリームタイプを使うのがおすすめです。

日焼けした肌にNGな行動とは?

日焼け後の赤くなった肌は、とても敏感な状態です。
知らずにNG行動を行うと、症状を悪化させるケースもあるため、以下のような行動は避けましょう。

 熱いお風呂に入る:血行が促進されて赤みや痛みが悪化する可能性があります。
 ゴシゴシ洗う・こする:肌の表面が傷つき、炎症がひどくなる原因になります。
 アルコールや香料入りの化粧品を使う:刺激が強く、しみる場合があります。使用は控えましょう。
 通気性の悪い服を着る:摩擦や蒸れで肌にダメージを与えるため、綿素材のやわらかい服を選ぶのがベストです。

日焼けした肌に薬を使うタイミング

保湿だけでは対処が難しい場合は、市販薬の使用を検討してもよいでしょう。以下のような症状があるときは、薬を使うことで炎症を抑えられる場合もあります。

 赤みが強く、ヒリヒリした痛みが続く
 かゆみを伴う
 肌が乾燥してひび割れてきた

【使える市販薬の一例】
 カラミンローション:炎症やかゆみを鎮める
 ステロイド入り軟膏:炎症が強いときに有効(短期間の使用が望ましい)
ただし、広範囲にわたる日焼け、水ぶくれ、発熱、吐き気、頭痛などの重い症状がある場合は、自己判断で薬を使わず、早めに皮膚科を受診してください。

まとめ

日焼けによる肌の痛みは、初期の対処がとても重要です。
「すぐ冷やす」「保湿する」「刺激を避ける」の3つを意識すれば、症状の悪化を防ぎ、肌の回復を早められます。
日焼けした肌は、症状が重くなる前に、無理をせず休めてあげましょう。正しいケアを行えば、数日~1週間ほどで、症状は自然と落ち着いていきます。
また、外出時は、日焼け止めを塗る、日傘を使う、UV効果のある服を着るなど、紫外線対策も忘れずに行い、健やかな肌を守りましょう。

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